ブログネタ:一番眠いのは何時頃?
ミッキー
そういえば眠くなる事ってあるのか?
ミニー
あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。そんな事はしょっちゅうあるわよ
ミッキー
え?そうなのか?じゃぁずっと起きてないで寝れば良いじゃないか
ミニー
あら、どうしてそう思うのかしら
ミッキー
いや、お前の場合はショートスリーパーだから寝なくて良いのかと思ったけど、眠いのを我慢してるだけだとしたら身体に悪いと思うぞ
ミニー
………………
ミッキー
やっぱり睡眠と食事が健康に暮らすための基本だと思うし
ミニー
………………
ミッキー
よく考えたらお前の場合は食事も普通の人と全く違うじゃないか
ミニー
………………
ミッキー
今後は睡眠時間だけでも増やしてみるべきかもしれないぞ
ミニー
………………
ミッキー
えーと、聞いてたか?
ミニー
………………
ミッキー
おい、どうして無視するんだ?
ミニー
うるさいわね。眠りそうになっていただけよ
ミッキー
えっ?そうなのか?話してて眠くなるなんて相当限界が近い気がするぞ。家に帰るか?
ミニー
うるさいわね。家に帰ったって何もする事なんて無いじゃないの
ミッキー
いや、何もせずに寝た方が良い、って話をしてるんだけど……
ミニー
今家に帰って眠るはずが無いじゃないの。何を考えているのかしら。私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
別に変な事は言ってないはずだぞ!眠りそうって言ってたじゃないか!
ミニー
うるさいわね。眠たくなるようなつまらない事を言うのが悪いんじゃないの
ミッキー
……もしかして僕のせいで眠いって言いたいのか……?
ミニー
あら、他に眠たくなる理由なんてあるのかしら。恐らく世界中の誰に訊いても私と同じ意見だと思うけれど
ミッキー
僕は人類の眠りを司る神様みたいな存在だったのか?ってういか眠い理由が酷過ぎるぞ!
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。私を眠らさないために必死で大声を出しても無駄よ。どうしても眠たくなってしまう事に変わりは無いわ
ミッキー
いや、たった今冗談だ、って言ってくれたじゃないか。結局僕と一緒にいると眠くなる、みたいな展開になってるぞ
ミニー
あら、流石に世界中の誰も彼も、と言ったのは冗談だと言っていたに決まってるじゃないの。どうやったらそんなに前向きな性格になれるのかしら。いつもベッドに前向きに倒れるように眠っているんじゃないでしょうね。いくら枕が柔らかくても、打ち所が悪ければ枕が鼻血で真っ赤になってしまうわよ
ミッキー
いや、よく分からないけど……って、結局お前が眠い理由が僕って事になってるし……どういう事なんだ全く……
ミニー
何をごにょごにょ電車の隣の席の女性が居眠りをして自分から肩に寄りかかってきたのに、目を覚ました時にまるで痴漢を見るような目で睨まれてしまった男のようにつぶやいているのかしら。気持ち悪いわね。とにかくあなたといるとしょっちゅう眠たくなるのは本当よ。暇でもう半身死んでしまうもの
ミッキー
僕といると退屈で身体の半分が死ぬって言いたいのか!?いくらなんでも酷いぞ!
ミニー
違うわよ。いつでも安心してしまうもの、って言ったの。実際に眠るわけではないけれど、唯一眠れそうな気がする場所なのよ……って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
ううっ、そんな風に思ってくれてるなんて嬉しいぞ。寝たい時はいつでも気兼ねしないで言ってくれて構わないからな
ミニー
あらそう。あなたとの会話がつまらないと思えば眠るかもしれないわね
ミッキー
じゃぁ今まで寝てないって事は結局楽しんでくれてるのかな……全く素直じゃないんだからな
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク