ブログネタ:トイレには神様と花子さん、どっちがいると思う?
ミッキー
昔からトイレには怪談がつきものだな
ミニー
あらそう。必ずしもそうではないケースもあるけれど、私としては近くにある方が良いと思うわ
ミッキー
そうか?中には怖いのもあるじゃないか。っていうか怖いのばっかりってカンジだけど……
ミニー
あらそう。それはどうして怖いのかしら?古いとか汚いとか暗いとか危ないとか、まさか霊が出てくるとかそういう怖さも含まれているのかしらね。言われてみればトイレには色々な霊の伝説があるものね。陰気で黒髪の長い少女が潜んでいるとか、って、誰がトイレの霊なのかしら、失礼な
ミッキー
ちょ、ちょっと待ってくれ。何か話が噛み合ってない気がするんだけど……まさか、も何も僕は最初から怪談の話をしてたじゃないか
ミニー
うるさいわね。ちょっと反応が良かったからっていつまでも同じ話題に留まって結局は退屈な話にしてしまうような人と一緒にしないでちょうだい。今は髪の話をしているのよ。噛みの話はしていないわ。それとも私の噛み合わせが酷いとでも言いたいのかしら?軍隊のように悠然と整然と泰然自若な様子で綺麗に並んで、ギロチンのように軽々と楽々とサクサクとフライドポテトを裁断する私の歯に謝罪してちょうだい
ミッキー
何だか物騒な歯だな……噛みつかれないようにしないと……って、そうじゃなくて、あくまで同じ話題をさせてもらうけど、僕はトイレには幽霊とかの怪談話がつきものだなって話をしてたんだぞ?
ミニー
あらそう。せっかくトイレがある階まで移動したのに霊がトイレを隠してしまう事があるのかしら。階段の近くにトイレがないとトイレを探して走り回るハメになって、その階にいた人達全員にトイレを探している事がバレてしまうわね。そんな恥ずかしい想いが怨念になって更に霊を増やすのかもしれないわ
ミッキー
なるほど……怪談と階段を間違えてたわけか……
ミニー
ちょっと、聞こえているわよ。わざわざ指摘して勘違いをした私の恥を助長したりしないでちょうだい。途中から私も気付いていたわよ、失礼な。私の恥が怨念となって二度とあなたはトイレを発見出来ない人生を過ごすかもしれないわね
ミッキー
そ、それは困る……で、でも一時期【トイレの神様】って存在も話題になったじゃないか。トイレ掃除をすると自分も綺麗になる、みたいなさ。必ずしも怨念だけじゃないぞ
ミニー
まぁ、ちょうど僕のうちにもトイレがあるからその陰気臭い顔で早く掃除してこい、と言いたいのね、失礼な。いよいよあなたの家のトイレに直接私の怨念を置いてくる事態になるんじゃないかしら
ミッキー
そんな事言うわけないだろ!……既に誰よりも美人のクセに……
ミニー
……何をぶつぶつ授業中にトイレに行きたくなったのに恥ずかしがって中々発言出来ずにいたら限界が近付いてしまった生徒のように呟いているのかしら、気持ち悪いわね。でも別にトイレ掃除くらいならしてあげるわよ。私も使うもの
ミッキー
いや、そりゃ僕の家に遊びに来た時に使うのは分かるけど、お前に掃除なんてさせられないぞ
ミニー
違うわよ。私も住まうもの、って言ったの
ミッキー
ええっ!?ぼ、僕の家に住みたいのか?いつかそうなれたらとは思ってるけど……
ミニー
あら、既に夜中は好きにくつろがせてもらっているわよ
ミッキー
ちゃんと戸締りしてるのにどこから忍び込んでるんだ!
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