ブログネタ：怒るのと泣くのどっちが我慢できる？
ミッキー
そういえば今までに泣いた事が無いってのはホントなのか？
ミニー
あら、何かしら、突然。どうして私は急に過去を疑われるような人間に成り下がってしまったのかしら。自分の知らない事を何でも疑って考えてみるのは悪い事ではないかもしれないけれど、その対象が恋人である私の言葉という事になると別問題よ。信用問題に関わってくるわね、失礼な
ミッキー
いや、そういうわけじゃないんだけど、ホントだったらスゴイなぁと思ってさ
ミニー
あらそう。だったら壊れたレコードプレーヤーのようにスゴイなぁスゴイなぁとそこで私に繰り返し声援でも送っていれば良いじゃないの。ホントだったら、だなんて失礼な。要するに本当だとは思っていないと言っているようなものよ
ミッキー
うっ、でもそれは言葉の綾というか……お前の言葉は僕は信じてるぞ
ミニー
あらそう。アメリカにはフライドポテトだけではなくて、最高級ジャガイモで作るプライドポテトとか、名のあるジャガイモで作るブランドポテトとか、数種のジャガイモを混ぜ合わせたブレンドポテトとか、金箔を使って輝いているブライトポテトとか、剣の形にジャガイモを切って揚げたブレイドポテトとか、地面に落としてしまったプレートポテトとかがあるらしいわよ
ミッキー
……何なんだその話は？でも流石に本場は種類も豊富なんだな
ミニー
あら、本当に私の言葉なら信じるのね。どう考えてもウソじゃないの
ミッキー
こら！信じる信じないの話をしてる時にウソつくのは酷いぞ！
ミニー
うるさいわね。あなたが私を信じているという事を私も信じられそうな方向で話が進んだんだから何も問題は無いじゃないの。それより今日は何の話をしたいのかしら？今度は英語ではなくて日本語版の色々なフライドポテトの話をするのが自然な流れという気がするけれど
ミッキー
いや、話す前からウソって分かってる話を聞くのもキツイぞ。僕としてはお前にも感情を抑えられない時があるのかどうか訊きたいんだけどな
ミニー
あらそう。あなたは私の事をどう思うのかしら？
ミッキー
うーん、そうだなぁ、僕としてはいつも落ち着いてて、心が乱れるような事はまず無いんじゃないかと思ってるぞ。腹立たしい、って言ってる時があるけど、実際には怒ってるわけじゃないとも思うし
ミニー
まぁ、やはり結局は私の【腹立たしい】を信じていないじゃないの、腹立たしいわね。この腹立たしい気持ちをどのように伝えればあなたに伝わるのかしら。引っぱたくわよ
ミッキー
で、でもやっぱりそんなに本気では怒ってないように僕には見えるんだけど……引っぱたくって言って引っぱたいた事も無いし……もしかして僕が相手だから加減してくれてるのか？
ミニー
うるさいわね。何もかも逆よ。あなただから腹を立てているのよ。というよりあなたにしか腹を立てないわ。もう死んでいるわよ
ミッキー
ちょ、ちょっと待ってくれ！まさか実は殺したいほど僕への不満が溜まってたのか？それとも他人は全員死んでる事になってるんじゃないだろうな
ミニー
違うわよ。もう真剣なのよ、って言ったの。他の人が私と関係のないところで何をしようが腹なんて立たないわ。相手への想いが本気になって真剣に向き合って初めて私の思い通りにいかない事に対して腹が立つようになるのよ。心理学でも恋愛の始まりは相手に腹を立てる事からという捉え方が……って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
な、なるほど、そこまで本気に想ってくれてるなんて本望だよ。ありがとう
ミニー
……突然何かしら、腹立たしいわね。と言いつつ全く腹が立っていないからあなたを今から引っぱたくわ。早くこっちに来てちょうだい
ミッキー
おい！流石に理由の無い暴力はどうかと思うぞ！それとも腹が立たなかった事に腹を立ててるっていうのか？
ミニー
違うわよ。あなたが私に対して全く腹を立てていないのよ。真剣でも何でもない証拠よ、腹立たしい
ミッキー
そ、それはあまりにも好き過ぎて何をされても許してしまうからなんだけど……
ミニー
……やはり引っぱたくしかないかしら……こんなに想っているのに、まるで彼の想いの方が私の想いよりも強いみたいじゃないの。腹立たしいわね……
ミッキー
おーい、突然小声になったりして、どうしたんだ？
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