どうも公認会話士です。
先週に引き続き、今週も舞台を観てきました。
乃木坂時代から演技に定評があった伊藤万理華さんが出演する舞台!という事で、ファンとしては観ないわけにはいきません。
観てきたのは、今やドラマやテレビに引っ張りだこの奈緒さんが主演を務める舞台「DOORS」です。
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公演情報
東京
5月16日~30日
世田谷パブリックシアター
群馬
6月3日
太田市民会館
新潟
6月6日
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
富山
6月9日
富山県民会館ホール
大阪
6月12日、13日
サンケイホールブリーゼ
名古屋
6月16日、17日
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
福岡
6月19日、20日
ももちパレス大ホール
というわけで、約1ヶ月間で7都市を回る公演です。
コロナの時代にこういう各都市を回る公演をするのは大変だと思いますが、恐らくコロナが一度落ち着いてきた時期に組まれた予定だと思うので、仕方がない部分もあるかと思います。
当日券があるようなので、興味のある方は劇場に問い合わせてみましょう!
(公式ホームページ)
上演時間:約2時間(休憩なし)
あらすじ
小さな地方都市。高校生の真知は、クラスでも目立った存在の理々子のグループにいじめを受け、不登校になってしまう。
真知の母親は元女優で、華やかな芸能界にいたが、挫折し、故郷の町に戻って来ている。
何事にも悲観的で暗い性格の母親が、しかし、あるトラブルがきっかけで別人のように明るく社交的な人間になる。
急に人が変わってしまった母親を前に、真知はその謎を解くべく、母親の過去を探り、彼女の知人を尋ねて「ドア」を開ける。
真知を追いかけて来た理々子と一緒に、その「ドア」をあけると、二人の前に「あちら側の世界」が出現する。
二人は「こちら側」と「あちら側」の世界を行き来する不思議な旅の中で様々な出来事に遭遇しながら、忘れかけていた過去の過ちや、未来の自分の姿を垣間見て、ふと立ち止まり、思案に暮れる。
そしてやがてその先に、ささやかな希望を見出してゆく――。
(公式ホームページより)
というわけで、ファンタジーを含んだ内容ですね。
今年生駒ちゃんが演じた「かがみの孤城」も別世界を行き来する話でしたが、この作品では別世界がどのように関わってくるのか楽しみです。
世田谷パブリックシアター
さて、では東京公演の劇場となる世田谷パブリックシアターを紹介しておきましょう。
三軒茶屋駅前にあるキャロットタワーの中にある劇場で、座席数が約600あります。
いつの間にか私も結構色んな劇場に足を踏み入れてきましたが、こういう初めて来る劇場というのはワクワクするものです。
今回私は運良く舞台に近い中央の席でしたが、円形でどの角度からも舞台が観やすく、2階席と3階席からでもそこまで遠く感じないと思います。
でも前6列に関してはスロープになってないので、運悪く自分の前に座高の高い人が座ってしまうと見えにくいかも……?
小型~中型の劇場というカンジですが、それでも後方の席や2階、3階の席の人はオペラグラスを持っていく方が良いと思います。
観た感想
ではなるべくネタバレしないように舞台の感想を。
まず、パラレルワールドの要素がある物語なので、出演者は全員一人二役です。
主演が二役、みたいな事はよくありますが、全員二役は珍しいんじゃないでしょうか。
環境も人間性も違う人を演じ分けるのは皆さん流石の一言です。
パラレルワールドを通して現実の生活を見詰め直し、悩みや問題を解決する、というのが王道のパターンだと思いますが、今作の主役はむしろそういう人に巻き込まれる立場に近いので、その視点は興味深かったです。
問題を抱えつつ、ちゃんと向き合わずに目を逸らして生活してる人も多いと思いますが、それ以上に重大な事態に巻き込まれた時こそちゃんと向き合って話し合って解決する良い機会なのかな、と感じました。
ピンチはチャンス、みたいな。
主演の奈緒さんは美人でスタイルも良く表情も豊かで、舞台で観たら一際輝いてました。
これからもどんどん舞台に出演して欲しいものです。
乃木坂ファンとしての感想
では最後に一応伊藤万理華さんの寸評を載せておきます。
彼女の舞台を観るのは「墓場、女子高生」「仮面山荘殺人事件」に続いて3作品目です。
はっきり言って私が一番舞台で観たい人なんですが、本人の事情なのか周囲の事情なのか、中々舞台に出演しないのがもどかしいです。
今作は基本シリアスでありながら、ちょいちょいコミカルなシーンも入る内容でしたが、その辺の演じ分けはやはりお見事です。
今までにあまり無かったかなりテンションが高い役で、それも新鮮で良かったですね。
パラレルワールドに巻き込まれる主人公に更に巻き込まれるという、実際にいたとしたらかなり大変な目に遭ってる少女ですが、大喧嘩を繰り返しながらお互いの想いを理解し合っていく過程が見て取れて、大事な人と本音で語り合う大切さに気付いた人も多かった事でしょう!
とりあえず卒業後も舞台に出演してくれているのはとても嬉しいので、今後更に出演ペースを上げてくれたらもう文句なしです!
以上、舞台「DOORS」の感想でした!
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