ブログネタ：条件OK！ でも好きではない……人と結婚できますか？
ミッキー
戦国時代の政略結婚って、よく考えたらスゴイ事だよなぁ。今と違って当時の結婚は一生ものだったような気がするし、自分の家や国のために好きでもない相手に人生を捧げてしまうわけだな
ミニー
そうね。でも現代でも少なからずあるんじゃないかしら。家族の生活のために金持ちと結婚したり、将来が不安だから、自分を好きになってくれた人で妥協して結婚してしまったり、既に離婚して子供でもいれば、子供のために家族という枠組みを用意するためだけに再婚したり。そういう事をしている人もいると思うわ。結局は自分の人生を捧げている事には変わりはないのかもしれないわね。その対象が結婚相手なのか、他の何かなのかの違いだけなんじゃないかしら
ミッキー
まぁ離婚とか再婚とかも特に後ろめたくない時代だからなぁ。ダメなら離婚すれば良い、みたいな軽い気持ちで結婚する人も多いのかもしれないな
ミニー
所詮は紙切れ一つで結ばれるだけだもの。別れる時も同様だし、深く考える方が変なのかもしれないわ。国が豊かになるためには結婚は悪い事ではないし、別れなんて恐れずにどんどん結婚してしまえば良いのよ
ミッキー
えーと……じゃぁお前もそういう考えなのか……？
ミニー
どういう事かしら？
ミッキー
どうもこうも、お前も申し込まれたらすぐに結婚してしまうのか？って事だよ
ミニー
そんなわけ無いじゃないの。失礼な
ミッキー
さっきまで言ってた事と全然違うじゃないか！
ミニー
うるさいわね。私は一人で生きていく生活力と精神力を兼ね備えているのよ。私は私の人生に私の人生を捧げる、という早口言葉みたいな意気込みで誰も寄せ付けずに人生を歩んでいれば良いのよ
ミッキー
そっか……お前はそう思ってるわけだな……
ミニー
何よ、突然歯切れが悪いわね。歯切れだけならまだしも、気持ちが悪いから辞めた方が良いわよ
ミッキー
う、うん……でもお前は将来結婚する気は全く無いんだよな？
ミニー
誰がそんな事を言ったのかしら？私が申し込まれたらすぐに誰とでも結婚する軽い女のような言い方をするから否定したのよ。それに私が一人で生きていけるというのも事実を述べただけだわ
ミッキー
そ、そうか！じゃぁ状況によっては結婚するかもしれない、って事だな！？例えばお前をずっと支えていけるような包容力を持っている人とか？
ミニー
何よ、突然興奮しちゃって。気持ちが悪いわね。勝手に私の好みを決め付けないでちょうだい。包容力とか、そんな人には全く興味が無いわ。願い下げよ
ミッキー
そうなのか……じゃぁどういう人なら良いんだ？
ミニー
何よ、さっきからうるさいわね。そんな質問に答えなければならない義務は全く無いわ。私は遮るわよ
ミッキー
ちょっとしつこかったな。ごめん、つい。どうしても訊きたくなっちゃって
ミニー
……違うわよ。私は支えるわよ、って言ったの。私はきっと一人で生きる力が強過ぎて、どうしようもなく無気力で無能で非生産的な人間を一人くらい支えながら生きても全く動じないと思うわ。もし結婚するとしたら、世の中のためにそういう人を選ぶべきじゃないかしら。そしてこの条件に当てはまる人を残念ながらたった一人だけ知ってしまっているわね
ミッキー
……それが誰なのかは訊いたら野暮だよな、やっぱり……
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