ブログネタ：好きな匂いは？
ミッキー
人にはそれぞれ好きな匂いってのがあるけど、あれってどういう仕組みなんだろうな
ミニー
ちょっと、私に近寄らないでちょうだい。いやらしいわね
ミッキー
何だ何だ突然！離れたら会話が出来ないじゃないか！
ミニー
うるさいわね。あなたの魂胆は全てお見通しなのよ。一体どうすればそんなにいやらしい事を思い付くのか分からないけれど、今回はいくらなんでも話が強引過ぎたわね
ミッキー
強引も何もまだほとんど何も言ってないんだけどな……ただ人には好きな匂いとか嫌いな……
ミニー
うるさいわね。私がこんな展開に乗せられて、無防備にあなたに匂いを嗅がせたりするはずがないじゃないの。どうして私の匂いを突然嗅ぎたくなったのか分からないけれど、いやらしい理由による可能性が限りなく高い事くらいは疑いようが無いし、その予想は間違いようが無いわ。そしてあなたが変態という事実は残念ながら最初から変わりようが無いわ
ミッキー
どうしてそんな展開になるんだ！そりゃお前の事は何でも好きだけど、それとこれとは話が違うぞ！確実に僕の人間性が誤解されてるような気がする
ミニー
あらそう。匂いだけでは飽き足らず、他にも色々と私の事を知り尽くそうと思っているのね。いやらしい。それとも身体の部位ごとの匂いの違いなどを研究しようとしているのかしら？流石にそこまでの変態性については予想の範疇を超えていたわ。まさか私以外の人の匂いを嗅ごうとしてフラフラと付いて行ったりしていないでしょうね？一応顔見知りとして出来る限りの事はしてあげようと思うけれど、警察に捕まってしまったらそう簡単に誤解は解けないかもしれないわよ
ミッキー
犬じゃあるまいし、匂いを嗅ぐために誰かに付いて行ったりするわけないだろ！お前の想像力が自分の予想の範疇を超えちゃってるのが全ての元凶だと思うぞ
ミニー
まぁ、真実を的確に把握して言葉にしているだけの私が、勝手にきな臭さを感じてしまうただのネガティブ被害妄想女だと言いたいのかしら？それとも本当に私の言っている事は真実ではない、という意見を匂わせていたのかしら。という事はあなたは私の匂いが嫌いだったのね。それならなるべく近寄らないようにした方があなたのためになるのかしら。ちょっと、せっかく離れてあげようとしているのに付いて来ないでちょうだい。泥臭い行動が鼻につくわね
ミッキー
いや、僕もお前も一歩も動いてないじゃないか……まぁ良いけど。とにかく僕はお前の匂いが嫌いだなんて一言も言ってないからな。ただ一番好きな匂いが何かを訊こうとしただけなんだぞ
ミニー
うるさいわね。突然必死になって青臭い妙な雰囲気を匂わせないでちょうだい。それに私の話を聞く前に、まず自分の一番好きな匂いを発表するべきじゃないかしら
ミッキー
なるほど。そうだなぁ、やっぱり洗剤の匂いが微かに残ってるバスタオルなんて良いんじゃないのかな。食べ物だと炊き立てのご飯も好きな匂いだし、後は……
ミニー
長々といつまでもうるさいわね。一番好きな匂いと言い出したのは自分じゃないの。一体何が一番好きなのかしら？
ミッキー
一つに絞るのか。えーと、じゃぁバスタオルって事にしよう！
ミニー
あらそう。良かったわね。じゃぁもう帰るわ。全く腹立たしくてバカバカしい時間を過ごす事になってしまったわね
ミッキー
おい！ちょっと待ってくれ！お前のをまだ聞いてないぞ！
ミニー
うるさいわね。二度と私に近寄らないでちょうだい。話はもう終わってるじゃないの
ミッキー
僕はお前のも聞きたいぞ。それにどうして怒ってるのか理由が分からないんだけど……
ミニー
違うわよ。あなたに決まってるじゃないの、って言ったの。もうこれ以上は何も訊かないでちょうだい
ミッキー
うううっ、僕の匂いが一番好きな匂いなのか……？僕が違う匂いを言ったから怒ってるのか？でもその選択肢がアリなら僕だってミニーの……
ミニー
違うわよ。あなたは決まってるじゃないの、って言ったの。あなたが変態な事はもう最初から明らかになっていたから改めて言わなくても良いわよ
ミッキー
どうして僕がお前の匂いが好きな場合だけそういう展開になるんだ！
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