ブログネタ：子供の発想に驚いたことある？
ミッキー
子供って大人では思いつかないような事を考えたりするな
ミニー
あらそう。それがどうかしたのかしら
ミッキー
いや、まぁ単に子供の発想ってスゴイな、って話なんだけどさ
ミニー
あらそう。人間は誰だって子供だったはずだけれど、何がどうスゴイのかしら？また同じように考えれば良いじゃないの
ミッキー
いや、そうもいかないぞ。いつの間にか知識とか常識とかが身についちゃって、突拍子も無い事を思いつかなくなってるじゃないか
ミニー
あらそう。どうしてフライドポテトが美味しいのに、人間の口にはフライドポテトじゃなくて歯が生えているのか、みたいな事かしら？
ミッキー
う、うん、まさにそういう事だな。って、ここでお前がそういう子供っぽい事を言うと話が変わってくるような……
ミニー
何をごにょごにょ会った人全員に【海パンダ】とか【真っ二つ触覚】みたいに、その人の特徴には全く当てはまらないようなおかしなあだ名をつけるという子供に会った時に、自分だけ【人間】というあだ名をつけられてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかく大人も子供も関係なく、全員が違う発想を持っているからには誰だって突拍子も無い事は言えるわよ
ミッキー
なるほど。自分の思った事が意外と他の誰も思いついてない可能性もあるわけか
ミニー
ええ、そうね。誰もが言いそうなありきたりな反応が出来て良かったわね
ミッキー
うっ、まぁ確かに僕にはそんな人を驚かすような事は言えないような気がする……やっぱり普段から色々な事を考えてるかどうかが重要なのかもしれないな
ミニー
あらそう。またもや理解力のありそうな大人っぽい発言をしているけれど、あなたも何か普段言わないような事を言ってみたらどうかしら
ミッキー
うーん、いざそういうフリをされると難しいな……僕はお前の事が大好きで、トンカツの事も大好きだけど、お前がトンカツになったらたぶん悲しいと思うぞ
ミニー
………………
ミッキー
え、えーと、無反応ってのはちょっと辛いんだけど……
ミニー
あらそう。でもカツになって気が重くなった私はミニカツ重として玉子で閉じられてしまったんじゃないかしら。って。誰があなたの傍にずっといるオムソバなのかしら、いかがわしいわね
ミッキー
何を言ってるのか全然分からないぞ！
ミニー
うるさいわね。私が言ったのではなくて、この世に生まれてきたかった言葉が私の身体を利用しただけかもしれないじゃないの。そうなったらもう子供が生まれる時のように、ただ私達は人体の神秘に対して打ちひしがれるしかないんじゃないかしら。残念だったわね
ミッキー
……何だかよく分からない発想力が絶好調みたいだけど、やっぱり日頃の訓練次第で大人でもあれこれ考えられる、って事なのかな
ミニー
さぁ、どうかしらね。子供は意外と人を見ていたりするから、突拍子も無い話をする相手も選んだりするんじゃないかしら。という事はそういう発想を引き出す相手も重要と言えそうね。だから大人にもそれが当てはまるはずよ
ミッキー
なるほど。変な事を言うと叱るような人も多いからな。という事はお前が突拍子も無い事を言うのは……
ミニー
ええ、そうね。あなたが相手じゃないと私は何も思い付かないし何も言わないわよ。私が楽しく話せるのは全てあなたのおかげじゃないかしら
ミッキー
ううっ、なんとそこまでストレートに感謝してくれるなんて感激だ……お前が楽しんでくれるなら僕も幸せだぞ
ミニー
あら、何の事かしら。私が言ったのではなくて、言葉が私の身体を借りて出てきただけと言っているじゃないの
ミッキー
そんな状態になったらほとんど会話が成立しなくなっちゃうぞ！
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク