ブログネタ：いま走ったら100メートル何秒でいけると思う？
ミッキー
そういえば１００メートル何秒か計った事ってあるのか？
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ！変な事は言ってないぞ！
ミニー
うるさいわね。どうせ【付き合っても全く何の利点もないこの女をどうにかして利用するにはどうしたら良いんだろうか。もういっそ問題だらけの女という欠点を利用して本物の問題にしてしまったらどうだろう。このミニーはリンゴを３個とミカンを５個持っている。１００メートル歩くのに何秒かかったのか計算しろみたいな女め】と言おうと思ったんでしょう？あなたの言いたい事は何もかもお見通しよ
ミッキー
そんな事言うわけないだろ！問題文として全く成立してないじゃないか！
ミニー
あら、そうかしら。途中でバナナが２本増えて、リンゴが１個減って、見事に１分３０秒くらいかかったんじゃないかしら。残念だったわね
ミッキー
どうやって解いたら良いのか分からないぞ！わけが分からないぞ！
ミニー
うるさいわね。人生も人間も数字の計算なんかで正解を求められるはずがないじゃないの。こういうのは実際にやった方が話が早いんじゃないかしら
ミッキー
な、なるほど。それでやってみたら１分３０秒だったわけか。まぁ果物が全然関係ないけど、だから無視しちゃって構わないわけか
ミニー
あら、そうでもないわよ。バナナが落ちていたから拾おうとしたらリンゴを落としてしまったのよ。坂を転がるリンゴを追いかけている間に１００メートル以上歩いてしまったのが真相ね。ちょっと考えたら分かるんじゃないかしら
ミッキー
いや、どれだけ考えても分からないと思うぞ。リンゴを落として早歩きになっちゃってるっぽいじゃないか。普段より速そうだぞ
ミニー
うるさいわね。いつまでわけの分からない話を続けるつもりなのかしら。こんな話でゴールまで行こうとしたって誰も感動の涙なんて流してくれないわよ。果物の奪い合いに発展するだけじゃないかしら。反省してちょうだい
ミッキー
わけの分からない話をしてるのはお前だぞ！僕は１００メートル走が何秒なのか訊いてるだけだぞ！
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。全ての人が真っ直ぐに実直に素直に１００メートルを走り抜けると思ったら大間違いよ。マラソンだって給水所があるくらいだから、１００メートル走の間に寄り道をする人がいてもおかしくないんじゃないかしら。既存の概念に捉われていると１００メートルの間にある風景を全て見落としてしまうわよ
ミッキー
いや、あくまで競技のタイムなんだし、普段街中を歩いてるのとはわけが違うぞ。ただ１００メートルのタイムを訊いてるだけなんだけどな。昔と比べて速くなったのかどうかが知りたいんだ
ミニー
あらそう。だったら少しは速くなったんじゃないかしらね。９秒ちょっとじゃないかしら
ミッキー
え、そんなにタイムが縮んだのか？１００メートルで９秒も早まるなんてスゴイ進歩じゃないか。っていうか前が遅過ぎたのかもしれないけど
ミニー
あら、そうかしら。私たちが生まれた時からずっと１００メートルは９秒台だったはずよ。でもちょっとずつ世界新記録が生まれているわね
ミッキー
こら！世界記録じゃなくてお前のタイムを訊いてるんだぞ！見る時間じゃなくて実際に走る時間だぞ！
ミニー
あらそう。だったらどんどん長くなっているわよ。当たり前じゃないの
ミッキー
え、そうなのか？まだ１５歳だぞ。タイムが遅くなるのが当たり前ってわけじゃないと思うけどな
ミニー
うるさいわね。こんなたかが１００メートル走の話題一つ見ても、あなたが相手ならどんどん話が長くなってしまう……って、何を言わせるのかしら、みっともないわね
ミッキー
うっ、そっか。僕との会話が楽しくてつい長話になっちゃうってカンジか。楽しんでくれてるなら僕も嬉しいぞ。いつまでもこんな風に楽しく会話したいな
ミニー
………………
ミッキー
あ、あれ？どうしたんだ？急に黙ったりして
ミニー
あら、何の事かしら。もう先程の１００メートルはゴールしたみたいだから違う話題にしてちょうだい
ミッキー
展開が急過ぎるぞ！って、結局走ったら何秒なのか分かってないし！
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク