ブログネタ:髪の悩みはある?
ミッキー
男性にとって髪の悩みはいつも大きなテーマだな
ミニー
ちょっと、私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
え?何で?会話出来ないじゃないか
ミニー
うるさいわね。要するに女性が全て悪魔的な存在だから、どうしたって神に頼って滅ぼしてもらうしかないと言いたいんでしょう?神の力にどれくらい期待しているのか分からないけれど、神も仏も毒殺してしまいかねないから妙なものを近付けようとしないでちょうだい
ミッキー
いきなり何を言ってるんだ!お前を滅ぼそうとするわけないだろ!ずっと傍にいて欲しいぞ!
ミニー
……うるさいわね。何としても神を見せつけて、私がいかに小さい存在かを気付かせようとしているのかしら?残念ながら既にゴキブリの背中に乗って移動するようなイメージよ。かえって人間並みの大きさという事に驚いてしまうんじゃないかしら
ミッキー
一体どういう世界観なのかよく分からないけど、僕は神様の話はしてないぞ。髪の毛の話だぞ
ミニー
あらそう。女性の髪は命より大事などと言われた時代もあるみたいだものね。髪を切ったら本当に死んでしまうのかどうか実験しようとしているのかしら?切る前に斬られない自信があるなら掛かってきたら良いんじゃないかしら
ミッキー
おい、それじゃ何だかこっちは命懸けみたいじゃないか。とにかくそういう話じゃなくて、単に薄毛はいつも悩みの種になってるな、って話だぞ
ミニー
あらそう。薄いのに濃い悩みになっているのね。だったら悩まなければまた濃くなるんじゃないかしら
ミッキー
そんな簡単にバランスを取ったり出来ないと思うぞ!だから悩みになるんだぞ!
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。この世の全ての冗談を食い尽くすハゲタカのような女で悪かったわね
ミッキー
全く……と、とにかく、多くの男性が悩んでるし、最近は女性でも悩んでる人が多いのに中々事態が改善されない気がするのは何故なんだろうな?
ミニー
さぁ、どうかしらね。何故か恥ずかしい事のような印象を世間が持っているわね。でも年齢を重ねたらそういう事になるのも自然な事なんじゃないかしら。若い頃はしなかったような大きな病気をするのと同じようなものよ。何故かそちらは周囲に自慢気に話している人ばかりじゃないの
ミッキー
なるほど。確かに病気自慢をしている人の話はよく聞くな。という事はどうしたら良いんだ?
ミニー
あら、だから薄毛も同じように、【これだけ薄くなってるのにまだ生きているんだ。どうだ、スゴイだろう】と自慢すれば良いじゃないの
ミッキー
うーん、確かに病気と同じようなものなんだろうけど、やっぱり薄毛の場合は印象が違うな……難しいな
ミニー
あらそう。やはり病気と比べて命の危険を乗り越えていない点が軽く見られてしまうのかしらね。だったら薄毛の人は常に命を狙われるようにすれば、誰からも尊敬されるように……
ミッキー
こら!それこそとんでもない差別みたいじゃないか!そんな世の中になったら最悪だぞ!
ミニー
うるさいわね。冗談と言っているじゃないの。何でも冗談にしてしまうハゲワシのような女で悪かったわね
ミッキー
さっきはハゲタカって言ってたような……
ミニー
ええ、そうね。呼び名の違いだけで、どちらも全く同じ鳥だもの。だから薄毛の人も全く同じ意味で違う呼び名に変えてしまえば良いんじゃないかしら。【ハゲ】を辞めて【パンケーキ】にして、【薄毛】を辞めて【ウィーンスーパー劇団員】にすればちやほやされるようになるわよ
ミッキー
まぁネーミングはともかく、そんな風に親しみを持って皆が受け入れれば良いんだろうけどな
ミニー
ええ、そうね。あなたはフライドポテトかしらね
ミッキー
え?一体僕のどういう特徴でそうなるんだ?もしかしてストレートにお前の好物だからそう言ってくれてるとか……
ミニー
あら、世界中どこにでもあって全く特徴もないし、ありがたがられる事も無いし、常に脇役にしかなれないじゃないの
ミッキー
そういう意味か!期待して損した!
ミニー
うるさいわね。フライドポテトみたいにストレートに言ったり出来るはずが無いじゃないの、みっともないわね
ミッキー
え?何だ。さっきのは照れ隠しだったのか。お前の唯一の好物だなんて嬉しいな
ミニー
あらそう。ウィーンスーパー劇団員の演技にすっかり騙されているわね。残念だったわね
ミッキー
お前は薄毛ではないじゃないか!っていうか薄毛の人がホントに劇団員になるわけじゃないはずだぞ!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら