ブログネタ:冷たいの食べてキーンってなる?
ミッキー
冷たいものを一気に食べるとこめかみが痛くなるな
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!変な事は言ってないぞ!
ミニー
うるさいわね。こめかみが痛むならその反対側を叩けば痛みが分散するかもしれないじゃないの。早く頬を出してちょうだい
ミッキー
ちょっと待った!今はただその話をしてるだけで、実際に痛いわけじゃないぞ!
ミニー
あらそう。だったら両側とも叩いて、実際に分散されるのかどうか事前に確かめておく良い機会じゃないかしら。早く頬を出してちょうだい
ミッキー
いや、だからどうしてそんなのを試す必要があるんだ。今はどこも痛くないのに両側痛くなるだけだと思うぞ
ミニー
うるさいわね。そんな正論を言われても痛くも痒くもないのを知らないのかしら。ツッコミを張り飛ばしてしまう女で悪かったわね
ミッキー
全く……と、とにかく、どうしてこめかみが痛くなるんだろうな?
ミニー
あら、それはもちろんこめかみは冷たいのが嫌いだからでしょうね
ミッキー
そうなのか?こめかみに何か特殊な器官でもあるのか?
ミニー
違うわよ。よく他人のこめかみをグリグリして楽しむような、他人の痛みが全く分からない冷徹な子供がいるじゃないの。その冷たさが大体カキ氷とかアイスクリームと同じレベルと言われているわね
ミッキー
……何だかよく分からないな……要するにグリグリされた痛みを思い出す冷たさ、って事なのか?
ミニー
……そうやって真面目に受け取られる事ほど寒い事も無いんじゃないかしら。こめかみが痛むくらい寒い状況と言えそうね
ミッキー
冗談なのか本気なのか分からないから仕方がないぞ!っていうか嘘を教えるなんて酷いじゃないか!
ミニー
うるさいわね。結局【こめかみ】と名乗っているからには、噛んだ時に米粒くらいの食感が無いと耐えられないのよ。カキ氷とかアイスクリームでは柔らか過ぎて噛み応えがなくて、無駄に入り過ぎた力が自分自身を痛めつけてしまうんでしょうね
ミッキー
その理由も何だかホントとは思えないな……冷たくなくても柔らかい食べものは他にもいっぱいあるぞ
ミニー
ええ、そうね。柔らか過ぎて冷たいのか熱いのかも分からず飲み込んでしまうから、柔らかいものは全て冷たい時と同じリアクションをしてしまうんじゃないかしら
ミッキー
おい、話がおかしいぞ。それじゃ冷たいものを食べるとこめかみが痛くなる、って話を前提として話してるじゃないか。さっきは温度じゃなくて柔らかさが影響してるような言い方だったし、矛盾だらけだぞ
ミニー
あら、よく気付いたわね。こうしてこめかみの話をすると痛いところを突かれてしまうのが最大の理由でしょうね。良かったわね
ミッキー
こら!今度はまた温度が関係なくなっちゃってるじゃないか!ちゃんと会話してくれ!
ミニー
うるさいわね。ここまで適当な話をしてもまだ頭が痛くならないのかしら?中々しぶといわね
ミッキー
え?どういう意味だ?
ミニー
あら、冷たさの神経と痛みの神経の伝達経路は似ているのよ。だから頭の痛い会話をすれば神経が勘違いして冷たさも感じるかと思ったけれど、逆の勘違いをさせるのは結構難しいみたいね
ミッキー
えーと、要するに、冷たさを感じると、脳に伝わる時に痛みとして伝わっちゃう、って事なのか?
ミニー
ええ、そうね。氷やアイスは特に急激な冷たさだから、慌てて脳に伝えようとして近くの神経も刺激されてしまうんでしょうね。だから逆の勘違いを引き起こすためにはこんな風にダラダラ話さずに、急激に頭の痛い話をする必要があったんじゃないかしら。残念だったわね
ミッキー
いや、わざわざそんな展開にしないで正解を教えてくれればそれで充分なんだけど……でも確かに逆のパターンは聞いた事が無いし、もし出来たら結構スゴイと思うぞ。そんな事に挑戦するなんて、流石に僕とは頭の出来が違うな
ミニー
………………
ミッキー
いつも僕には思い付かないような事を考えてるし、頭も良いし話も楽しいし、ホントに僕には勿体無いような自慢の彼女だぞ
ミニー
……何だか突然寒くなってきたけれど、まさか早速実験をしているんじゃないでしょうね
ミッキー
こら!寒い事も痛い事も言ってないぞ!
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