ブログネタ：あなたの好きな食べ物
ミッキー
お前はとにかくフライドポテトが好きだな
ミニー
あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。分かりきっている事も口に出していないとすぐに忘れてしまう記憶力になったんじゃないでしょうね
ミッキー
いや、そういうわけじゃないぞ。改めて冷静に考えると、ずっとフライドポテトだけ食べてるのってスゴイなと思ったんだ
ミニー
あらそう。私からすると好物以外のものをあれこれ食べる方がスゴイと思うけれど。ずっと同じものを食べ続ければ食事の準備も片付けもどんどん手慣れて時間が掛からなくなるわよ
ミッキー
なるほど。まぁ手慣れるのは良いと思うんだけど、舌まで慣れちゃうとそのうち飽きてくるような気がするんだけどな
ミニー
あらそう。それは本当に好きな食べものとまだ出会ってない人の悲しい価値観でしょうね。食べ続けたら飽きるような食べものは本当の好物とは言えないわよ
ミッキー
まぁ言いたい事も分からなくもないんだけど……世の中には数え切れないほど食材と料理の種類があるわけだし、一つだけしか食べないってのも何だか勿体無いんじゃないか？
ミニー
まぁ、人生の中で食事の回数なんてある程度決まっているじゃないの。その貴重な一回を好物以外の食べもので終わらせるなんて勿体無い事は出来ないわね
ミッキー
うっ、どうやら全く別の食べものを食べる気はないみたいだな……
ミニー
何をごにょごにょ外国人の家に招かれたので、どんな料理が出てくるのかと楽しみにしていたら、【あなたの舌に合わせて和食を作ってみました】などと言われて、どうも基本の味付けからして違和感のある妙な和食を食べる羽目になった男のようにつぶやいているのか分からないけれど、結局今日は一体何の話なのかしら？話題が一つだけに絞られていないみたいで何が何だかさっぱり分からないわ
ミッキー
いや、好物について話してるだけだぞ。お前の場合はフライドポテトだけだけど、きっと他の人はいくつかの好物をその時の気分に合わせて食べてるんだろうな
ミニー
あらそう。気分で好物が変わるのね。という事は昨日嫌いだったものが突然美味しく感じられたりするのかしら？
ミッキー
うん、そういう事もきっとあると思うぞ。昔嫌いだった食べものもいつの間にか普通に食べてたりするしな
ミニー
あらそう。という事は当然逆の事態も発生するんでしょうね
ミッキー
つまり好物を嫌いになるケースか？まぁ子供の頃は大好きだったけど今はそこまでテンションが上がらない、みたいな食べ物はあるだろうな。嫌いになるくらい変わっちゃうのは流石にほとんどないんじゃないかな
ミニー
あらそう。そこまで好みが変わってしまうには何か特別な理由がある場合なのかしらね
ミッキー
そうだな。腐っててあたっちゃったとか、アレルギーで死にかけたとか、調理する前の状態を見たら凄く不味そうな見た目だったとか、味覚というより精神的な理由とか身体的な理由かもしれないぞ。僕はまだそういう経験は無いけどさ
ミニー
あらそう。まだ経験が無いのね。だったらこういう事かしら
ミッキー
えっ？いきなり腕を組んだりして、どうしたんだ！？
ミニー
うるさいわね。こういう鬱陶しい事をされると一気に気持ちも冷めてしまう、という事なんでしょう？
ミッキー
いや、こんな嬉しい事をされたら今までよりも更に好きになるというか、そもそもお前の事を……って、痛ててててて！腕を抓らないでくれ！
ミニー
うるさいわね。腐った人間にあたってしまったんじゃないかしら。もうトラウマになって精神的にも身体的にも二度と美味しく感じなくなるわよ
ミッキー
何をされてもそんな事にはならないぞ！さっき言いかけたけど、そもそもお前の事を嫌いになるわけがないだろうが！
ミニー
………………
ミッキー
あー、痛かった。僕がお前の事を嫌いになるかどうか心配になったのか？そんな事は絶対にあり得ないから心配いらないぞ
ミニー
あら、何の事かしら。でも嫌いなものが突然好きになるケースの可能性が残されているわよ
ミッキー
いや、そもそも食べものの話とお前の話は一緒じゃないし……って、まさか僕じゃなくてお前が誰か別の人を好きになる話をしてるんじゃないだろうな？
ミニー
さぁ、どうかしらね。私と一緒にいるといつどうなるか分からないものね
ミッキー
お、おい、その可能性があるみたいじゃないか。聞き捨てならないぞ！
ミニー
違うわよ。私は一生に一つの食べものしか食べないものね、って言ったの
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