ブログネタ：美味しくて感動したお土産
ミッキー
色々とご当地で有名なお土産があるな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、旅の想い出としてそういうのが存在するのは良いんじゃないか？
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、あげたら喜ばれる確率も高そうだしな。そうじゃないとお土産って結構何を買ったら良いか分からなかったりするぞ
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
うーん、何に対して言ってるんだ……何が残念だと思うんだ？
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
こら！答えになってないぞ！ちゃんと会話してくれ！
ミニー
うるさいわね。誰が行っても同じものを買ってくる定番のお土産のように会話していただけじゃないの。何が問題なのかしら
ミッキー
いや、会話でそんなのを表現されたら分かりにくいぞ……でもなるほど、そういう意図だったのか
ミニー
ええ、そうね。誰が行っても同じお土産を買って帰ってくるというのは果たして良い事なのかしらね。お土産選びだってきっと一つの旅の要素でしょうし、そこの記憶が数日もしたらあげた側と貰った側の双方から消えてしまうんじゃないかしら
ミッキー
なるほど。必死にお土産を選んだり、また予想と違うものを貰ったりするからこそ記憶に残る、ってわけか。まぁ家族とか近い人なら分かるけど、ただの知り合いとか近所の人とか、そこまで関係の深くない人が奇抜なお土産を貰ってもちょっと困るんじゃないか？
ミニー
あら、そうかしら。例えば沖縄土産でウミヘビの置き物を貰ったところ、何とも不気味で部屋にあると怖いので玄関先に飾ったものの、毎日出掛ける時と帰宅時に嫌な気分になって、最終的にその置き物だけを残したまま跡形もなく引っ越してしまったようなものかしら
ミッキー
おい、そんなの最悪じゃないか。近所の人の人生が思い切り狂わされちゃってるぞ
ミニー
あら、でも鬱陶しい近所の人がいなくなって良かったじゃないの。隣に人が住んでいると大きな音を立てられずに気を使うものね。こっそりウミヘビを回収して次の隣人に備えられるし、見事なお土産だったんじゃないかしら
ミッキー
全然見事じゃないぞ！もっとお互いが良い気持ちになれるお土産にすべきだぞ！
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。そんなウミヘビなんて使わずに、もっと確実に呪ったり嫌がらせをした方が確実だものね
ミッキー
いや、だからそれじゃ冗談になってないじゃないか。全く……
ミニー
何をごにょごにょ隣人からお土産を貰ったものの、どう見ても１６個入り用に小さく仕切られた饅頭の箱の中に１５個しか入ってないのが気になって、結局怖くて一つも食べずに捨ててしまった男のようにつぶやいているのか分からないけれど、とにかくあなたは定番の方が良いと思っているのかしら？
ミッキー
うーん、まぁそうだな。ご当地グルメみたいな、地域の特産で有名なものも多いから、一般的で無難な饅頭とか和菓子とかより美味しいものも多い気がするぞ
ミニー
あらそう。美味しいものを買おうとしているのね。不人気でたった一つしか作らなくても売れないような、毒が入った不気味なお土産には興味は無いのかしら？
ミッキー
おい、そんなのを買って帰ったら何を言われるか分からないじゃないか。あり得ないぞ
ミニー
あらそう。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った！お前の話をしてたのか！？僕はお前の事を選ばないわけじゃなくて、そもそもお前を他の誰かに渡したりするわけないだろ！
ミニー
……まぁ、という事はあなたが饅頭を渡さずに自分で食べてしまったのね。反省してちょうだい
ミッキー
いや、話がごちゃ混ぜになってるぞ。わけが分からないぞ
ミニー
うるさいわね。今何か大切な想いを食べられてしまったから仕方がないじゃないの。って、何を言わせるのかしら、みっともないわね
ミッキー
うっ、そっか。僕の言葉に感激してくれたんだな……よし、それなら残りも全部僕が独り占めして食べ切るぞ
ミニー
あらそう。もうすぐ毒が回って死んでしまうんでしょうけれどね。残念だったわね
ミッキー
全く素直じゃない！
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