ブログネタ：性格は中々変わらないもの？
ミッキー
三つ子の魂百までって言うけど、実際はどうなんだろうな？
ミニー
ちょっと、私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
え？何で？会話出来ないじゃないか
ミニー
うるさいわね。どうせ【この生まれながらに嫌われ者の女は今後も一生周囲に嫌われて生きていくに違いない。近くにいれば色々な揉め事が見れて楽しめるのかと思ったが、嫌われ過ぎて誰とも接点が無いから何も起こらないじゃないか。そうなるといよいよ僕としても用無しだから早くどこかへ行っていなくなってしまえ、この季節外れの時期に突然街にやって来た獅子舞みたいな女め】と言おうと思ったんでしょう？一旦は離れるけれど、何も復讐もせずに離れると思ったら大間違いよ、失礼な
ミッキー
いきなり何を言ってるんだ！お前を利用して楽しんだりするわけないだろ！
ミニー
あら、全く楽しくないのね。私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った！そういう意味じゃないぞ！お前と一緒にいるのは物凄く楽しいぞ！
ミニー
あらそう。やはり楽しんでいたのね。私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
こら！どう答えてもダメじゃないか！どうして離れようとするんだ！？傍にいて欲しいぞ！
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。つい冗談で生まれてきてしまったような女で悪かったわね
ミッキー
全く……って、流石に冗談好きの性格は生まれながら、ってわけでもないんじゃないか？
ミニー
あら、どうかしらね。言葉も自我も無いように見える赤ちゃんにもそれぞれ生まれながらの個性はあるんじゃないかしら。隣のベッドで眠る赤ちゃんの口を塞いで遊んだり、どんな角度から覗き込まれても両親と一切目を合わせないようにしたり、両親が見てない隙に初めて立ち上がるのを練習して済ませてしまったりね
ミッキー
そんな赤ちゃんは流石にいないと思うぞ。っていうかお前の事じゃないだろうな？
ミニー
ええ、そうね。他には突然流暢に言葉を話し始めたりしたんじゃないかしら。冗談のような人生で悪かったわね
ミッキー
要するに今の話が全部冗談って事なのか……？何だかわけが分からなくなってきたぞ
ミニー
何を実の子供なのに自分が抱っこした時だけ号泣されてしまう父親のような声を出しているのか分からないけれど、やはり幼少期の性格というのは簡単には変わらないでしょうね。人間社会において自分がどうやって振る舞うのが正解なのか、というのを無意識に経験して学習して出来た個性でしょうからね
ミッキー
なるほど。でもどこかで突然ガラッと性格が変わる人もいるぞ？内向的だった人が積極的になったり、その逆もあるな
ミニー
それは今までの価値観を思い切り揺るがすような何かが起こったからでしょうね。でも元の性格が消えたわけではなくて、元の性格の上に新しい価値観を被せて隠しているだけだから、その気になればまたいつでも最初の性格に戻るわよ。そういう意味では三つ子の魂百までというのは正しいでしょうね。
ミッキー
そっか。誰にでも核になるような基本となる性質があるわけだな。ちなみにお前は子供の頃はどんな性格だったんだ？
ミニー
あら、今と特に変わらないんじゃないかしら。誰かに影響されるような事が無いものね
ミッキー
なるほど。冷静で頭の回転が速くて発想が豊かで、それでいて面白くて誰よりも優しかったわけだな
ミニー
………………
ミッキー
お、おい、どこへ行くんだ？
ミニー
うるさいわね。あなたと話すと変な価値観を被せられてしまうんじゃないかしら。あまり近寄らないでちょうだい
ミッキー
いや、でも僕は間違った事は何も言ってないぞ。って、おーい、ホントにどこへ……うーん、もしかして照れたんだろうか。恥ずかしがり屋で素直じゃないのも昔からなのかな……？
スポンサーリンク