ブログネタ：教習所・運転免許にまつわる思い出
ミッキー
僕も早く教習所に通いたいもんだな
ミニー
あらそう。ようやく自覚したのかしら
ミッキー
え？何が？僕に免許を取って欲しいと思ってたのか？
ミニー
ええ、そうね。当たり前じゃないの
ミッキー
そっか。一緒にドライブとか楽しそうだからな。よーし、１８歳になったらすぐに……
ミニー
あら、ドライブというのはどういう事かしら？まさか妄想の世界にトリップするような意味で言ってるんじゃないでしょうね
ミッキー
え？いや、今は確かに妄想だけど、免許を取れば実際に車でドライブに行けるじゃないか
ミニー
あらそう。何の話なのか分からないけれど、やはり早く教習所に通って免許を取った方が良いんじゃないかしら
ミッキー
いや、でも１８歳にならないと免許は取れないぞ。バイクだったら１６歳だけど
ミニー
しつこいわね。何を乗り物の話をしているのか分からないけれど、まともな常識人と認定してもらうために教習所に通って免許を取ろうとしているんでしょう？そうでもないとまともに人間社会で生活出来ないものね
ミッキー
こら！僕にどんな免許が必要だと思ってるんだ！社会不適合者みたいじゃないか！
ミニー
うるさいわね。声の大きさが既に常識を超えてしまっているから気をつけてちょうだい。でも今後の世の中にはそういう常識免許みたいなものが必要じゃないかしら
ミッキー
うーん、どういう風に使うんだ？
ミニー
あら、その免許を取らないと週に数回は家に警察が様子を見に来たり、何か事件が起こった時に真っ先に疑われたりするのよ。当然就職だの進学だのにも影響してくるわね
ミッキー
なるほど。社会の一般常識やモラルがあるかどうかの免許って事か。まぁそれを取らないと生活が不便になるんだったら、皆自然と必死に常識を勉強するかもしれないな
ミニー
ええ、そうね。どれだけ勉強しても全く合格しない人はかなり人間的に危険というわけね。私なんて一生合格しないんじゃないかしら
ミッキー
おい、そんなわけないぞ。お前より常識があって優しい人なんて一人も知らないからな
ミニー
……何を自分が生産したジャガイモが農林水産大臣賞を受賞した農家みたいな顔をしているのか分からないけれど、とにかくもっと色々な教習所や色々な資格を増やしたら良いんじゃないかしら。ろくに個性が無い事に悩んでくだらない動画をネットにあげて大炎上しているような発想力の貧困な非常識タイプは、人と違う資格を取る事が個性になったりするわよ
ミッキー
なるほど。まぁちゃんと使い道がある資格なら良いんだろうけどな。って、今はあくまで車の免許の話だぞ。結構難しいのかな？
ミニー
さぁ、どうかしらね。鉄の塊みたいなものを物凄い勢いで誰かにぶつけてみたいとか、ビルの根元に高速でぶつかったらどうなるのか、みたいな事を想像しないタイプなら問題ないんじゃないかしら
ミッキー
どういうタイプなんだそれは……まぁ教習所に通えば車の免許くらい大体誰でも取れるみたいだし、行ってみてからのお楽しみってカンジか
ミニー
ええ、そうでしょうね。恋愛みたいなものよ
ミッキー
えっ？そ、そっか。付き合えば付き合うほどお互いの事が分かって、扱い方も上手になる、みたいなカンジか？
ミニー
違うわよ。そのうち車なんて全て自動運転になって免許も必要なくなるでしょうからね。この会話みたいに自動的に適当な返事をしていれば成立するんじゃないかしら
ミッキー
こら！適当に会話してるなんて酷いぞ！
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク