ブログネタ：読みたい本なに？
ミッキー
何かオススメの本ってあるかな？
ミニー
知らないわよそんなの。何を言っているのかしら
ミッキー
えっ？いや、昨日小説を読み終わっちゃってさ。他に特に読みたい候補も無いし、何かオススメはないかと思って
ミニー
さぁ、どうかしらね。本屋の角の本から順番に読んでいけば良いと思うわ
ミッキー
またそんな適当な……ちゃんと作者とかタイトルを教えてくれるとありがたいんだけどな
ミニー
しつこいわね。作家名で【あ行】の棚に並んでいる【春夏秋冬】のどれかがタイトルに入っている本で良いんじゃないかしら。もしくはカタカナだけのタイトルの本でも良いかもしれないわね
ミッキー
何だか宝探しみたいだな。その中にお前のオススメの本があるわけか
ミニー
あら、無いわよそんなもの。オススメの本なんてこの世に一冊も無いわ。残念だったわね
ミッキー
お、おい。結構たくさん本を読んでるんじゃなかったのか？面白い本って今までに無かったのか？
ミニー
しつこいわね。私の面白いとあなたの面白いが一致するとは限らないじゃないの。あなたは悪者が出てきて最終的に倒されれば何でも良いんでしょう？
ミッキー
いや、別にそうとも限らないけど……お前は違う内容が面白いのか？
ミニー
ええ、そうね。悪者とヒーローがぐちゃぐちゃに入り乱れて、世界が黒なのか赤なのか全く分からない状態で煮詰まってしまって、今のままの方がバランスが良いからどっちも勝たないで欲しい、などという世間の辛口の評価が加わった結果、麻婆茄子が出来上がってしまうような物語が良いわね
ミッキー
……そんな小説があったら面白いに決まってるじゃないか……それに僕は別にヒーロー物のアクションしか読まないわけじゃないぞ
ミニー
あらそう。だったらあなたはメインの男女の恋愛が上手い事いけば何でも良いんでしょう？
ミッキー
それもまた単純だな……お前はどんな内容が面白いんだ？
ミニー
そうね。男性が女性に告白をしたら女性は他の男性が好きで、その男性は更に他の女性が好きで……そんなカンジで全世界の皆が隣の人に高速で告白をしていたら光の速度を超えてしまって、地球ごと未来へ行ってしまうような物語が面白いかしら
ミッキー
全然恋愛小説と違うような気がする……じゃぁもしかして最後まで読まない本もあったりするのか？
ミニー
まぁ、せっかく読んでいるのに途中で辞めるなんて何を考えているのかしら。あなたは会話を最後まで続けたくない時があるのかしら？二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った！お前が読みたいような内容の本なんてきっとこの世に存在しないから言ってるんだぞ。途中で飽きたりしないものなのか？
ミニー
うるさいわね。どんな小説だって最後までちゃんと読むわよ。何か知識を得るために読む本と違って、娯楽作品は退屈しのぎも重要な要素だもの。途中で終えたら今よりもっとたくさんの本を読まなければならなくなるわ
ミッキー
なるほど。最後に思いもよらない展開になるかもしれないしな。それで、結局お前が面白いと思った小説って何なんだ？僕が面白いと思うかどうかは気にせずに教えてくれないかな。お前がどういうのを面白いと思うかにも僕は興味があるし
ミニー
あらそう。私が心から面白いと思う物語なんて一つしかないけれど、余ったのを紹介するわね
ミッキー
おい、一つしかないって言ってたのにどうして違うのを紹介するんだ。その唯一の面白いのを言ってくれないと意味無いぞ
ミニー
違うわよ。あなたの生涯かしらね、って言ったの。他に面白いものも興味があるものも無いわよ。本じゃなくて悪かったわね
ミッキー
ううっ、どんな物語よりも興味を持ってくれてるなんて感激だ……
ミニー
どうやったらそこまで薄い内容になるのかとても興味深いわ
ミッキー
人並みに内容はあると思うぞ！
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