ブログネタ：好きな昭和の曲
ミッキー
僕達が生まれる前は音楽業界も元気があったみたいだな
ミニー
あらそう。という事は今は元気が無いのね。もう音符や楽器が音楽に飽きてしまっているんじゃないかしら
ミッキー
いや、そんな事は無いと思うけど……
ミニー
あらそう。でも専門家で生業にしているからって絶対に飽きないとは言い切れないわよ。スポーツ選手の趣味がゲームや読書だったり、作家の趣味が釣りだったりするじゃないの。本当に好きならそれだけずっとやっているはずなのに、どうしたって少し離れたい時間というのがやってくるんだと思うわ
ミッキー
まぁそれに関しては言いたい事は分かるんだけど……
ミニー
あらそう。あなたも会話以外に私が子分の毒蛇達を集めて人間界をパニックにしようと企んでいたり、カラスやコウモリを使って色々な情報を集めたりしているところを想像しなければとてもやっていけないと言いたいのね。あまり私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょっと待った！僕はお前との会話に飽きたり、息抜きが必要だと思った事なんて無いぞ！っていうかお前がそんな妙な事をしてる想像なんてどっちみちありえないぞ。そもそも音符と楽器だって音楽に飽きたりしないんじゃないかな。専門家とか生業とかじゃなくて、音楽そのものってカンジじゃないか
ミニー
うるさいわね。正論そのものの発言が受け入れられるような真っ当な世の中だと思ったら大間違いよ。そのものの存在だからこそ飽きるかもしれないじゃないの。例えば秋刀魚の詰まった箱がどういうわけか輸送の段階で野菜の中に紛れて八百屋に運ばれてしまったものの、いざ八百屋で販売してみたら野菜よりも売れてしまったみたいなものよ
ミッキー
例えが僕の言いたい状況と全然違うような気がするけど……と、とにかく僕は昔の音楽業界は元気で活気があったらしい、って話を……
ミニー
しつこいわね。だからそれは音符が若くて、文字通り調子に乗っていたのよ。勢い余って奇抜な並び方をしたり、まるで自分ではないんじゃないかと思うくらいセンス溢れる形を作れたりしたんじゃないかしら。今はもうくたびれて情熱も湧き出る発想も無くて、過去の栄光に縋って似たような形ばかりになっているに違いないわ
ミッキー
うーん、確かに似たような曲も多いとは思うけど、でも奇抜な曲に関しては昔より今の方が多いんじゃないかって気もするけどな……でもそれが人の心にあまり響かない奇抜さというか……
ミニー
あらそう。誰もやらなかった事をしようとするあまり、あまりにも意味が無いからあえて誰もやらなかっただけという事をしてしまっているのかしら。しかも本人達はそれに気付いていないという悲劇が巻き起こっているのかしらね。でもくだらないと思われた事もやってみたら意外と上手くいくかもしれないわよ。例えば輸送の段階で紛れてしまった鯵の開きを……
ミッキー
その例えはさっき聞いたぞ！まぁ今回はその八百屋で魚を売って成功した例えが当てはまってるっぽいけど……
ミニー
うるさいわね。鯵の開きをあえて今回は閉じて焼いてみたところ、食べる時は結局身なんてバラバラになって同じ事かと気付いてしまったようなものよ
ミッキー
……それをさっき言ってくれたらまだ秋刀魚の例えよりしっくりきたんじゃないかと思うんだけど……まぁ良いか。とにかくじゃぁその音楽が元気だった時代の曲で好きな曲ってあるか？
ミニー
あら、どうかしらね。音楽というのは不思議なもので、何度も聴いて聴き慣れると次第に良い曲に聞こえるという要素があるんじゃないかしら。そうなると古い曲ほど有利という事になるわね。だから初めて聴いた時から既に最も好きに思えてしまうくらい衝撃を受けるような曲が本当の意味で好きな曲なんじゃないかしら
ミッキー
なるほど。まぁ徐々に好きになった曲でも別に悪くないとは思うけど……でもそういう衝撃を受けた曲に限って話すと、少なくとも僕は聴いた瞬間に一番好きと思えたような曲はまだ無いかな。お前はあるのか？
ミニー
さぁ、どうかしらね。歌手の名前も曲の名前も分からないから何とも言えないわね。数多の歌や曲があるもの
ミッキー
おい、って事は、衝撃を受けた曲は存在するわけか？でもタイトルも何も分からないなんて勿体無いな。ドラマとかで聴いたのか？
ミニー
違うわよ。あなたが歌った曲だもの、って言ったの。って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
ううっ、僕が鼻歌か何かで歌った曲を一番好きって思ってくれてるのか？そんなに想ってくれてるなんて感激だ……
ミニー
……あんなに好きだ何だという歌詞を恥ずかしげもなく歌っているから衝撃を受けたのよ
ミッキー
【衝撃を受けた好きな曲】の意味が変わっちゃってるぞ！
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