ブログネタ:マラソンしたい? 参加中
「ハイジはマラソンも得意そうだな」
「むっ?そんな事は無いんだよ。最も苦手な競技かも」
「え?そうなのか?何だか意外だな」
「むっ?得意と思われてたとは意外なんだよ。というわけでごきげんよう。ぴゅぴゅ……」
「ちょっと待った!脈絡がなさ過ぎるぞ!何か用事でもあるのか!?」
「んー?用事はないけど幼児でもないんだよ。楊枝もないし要事なんてもってのほかかも。そうなのかも?違うかも」
「何を言ってるのか分からないけど、用事がないなら会話していっても良いじゃないか。とにかくマラソンのどういうところが苦手なんだ?」
「んー?それはもちろん体力的な問題なんだよ。すぐに疲れちゃうのかも。へとへとばたり」
「なるほど。でも普段の様子を見る限り、確実に足は速そうだからな。上手くペース配分をすれば一気にタイムが縮まる可能性もあるんじゃないか?」
「そんな事ぴゅっ!」
「……いや、何が言いたいのか分からないけど……とにかく全力で走らずに、意識してゆっくり走ってみたら良いんじゃないかな」
「そうぴゅっ!」
「いや、だから何なんだそれは。まぁでもあんまり遅過ぎても逆に距離が稼げなくなるけどな。やっぱり何度か走ってみて、徐々に自分のペースとかを掴んでいけば次第に距離も走れるように……」
「ぴゅぴゅぴゅっ!」
「あっ!こら待て!いきなり試そうとしなくても良いだろ!」
「ききー!むむっ?だからさっきからマラソンは苦手と言っているのかも。会話は手っ取り早く手短にお願いしますなんだよ」
「何だって?おい、会話のマラソンとかいう話はしてないぞ!走るマラソンに決まってるだろ!」
「ぴー!私なりに頑張って長距離の会話マラソンをしてきたというのにゴールで怒られるとはとんでもない大会かも!ねぇねぇ、今日ってマラソン大会だよね。 え、いや、そんなはずはないと思うよ。えー、そうかなぁ、確かマラソン大会だと思うけど。いや、それならもう皆体操着に着替えてるはずだし、そんなわけな いよ。ふーん、でも絶対にマラソン大会だよね。いや、だから違うってば、だってマラソン大会の日って体操着とかジャージの登校も許されてるし、でもそんな 人いないでしょ。うーん、何の話なのか分からないけど、とにかく英語の時間にマラソン大会って言ってたよ。え?英語の時間になんて言わないでしょ、ホーム ルームとかで言うだけでしょ。えー、でもマーラ先生の息子さんが弁論大会をする話なんてホームルームでしてもしょうがないよ。え、マーラ先生の息子さ ん……?まさかそれがマラソン大会って言ってたんじゃないだろうね。いや、まさかって言うか、その意味しかないでしょ、マラソン大会としか言いようがない じゃない。そんなわけないだろ!マーラさんの息子の弁論大会って言えば良いだろ!ええー?でもそれじゃ長過ぎるよ、話が長くなってマラソン大会してるみた いだよ。そっちの意味が分かってるなら尚更紛らわしいだろうが!ぎゃー!ほらほら、このこの!ぎゃー!まだかこのー!ぎゃー!こうしてやるー!ぎゃー!」
「……おい、いつまでそのやり取りが……」
「ほらここかー!ぐえー!しつこいぞー!ぐわー!ニワトリみたいにしめてやろうか!コケー!」
「こら!いつまで変なやり取りを続けてるんだ!残酷過ぎるぞ!」
「むっ?でも30キロ過ぎからキツくなるのがマラソンなんだよ。まだ今は会話的には5キロくらいかも。これからどんどん残酷さもしつこさも増して、とても放送出来ない内容に……」
「一番盛り上がるところで放送されないマラソン大会があるわけないだろ!っていうか会話のマラソンじゃないし、全然苦手そうじゃないじゃないか!」
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