どうも公認会話士です。
2018年になりましたが、新年早々今年も早速舞台に行ってきたので、感想を書きたいと思います。
年明け一発目としては意外かもしれませんが、今回は乃木坂46のメンバーは出演してない舞台です。
「プルートゥ PLUTO」という舞台で、今をときめく人気女優の土屋太鳳さんが主演してるので、ちょっとミーハーですが観てきました。
公式ホームページによると、2015年に一度上演された舞台だそうで、それが好評だったので今回はキャストを多少変更して再演という形になったみたいです。
私も過去に数作品、再演された舞台を観てきましたが、流石に何度も上演されるだけあって面白い作品ばかりだったので今回も期待です。
期間は1月6日(土)~1月28日(日)で、渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演されます。
それが終わると海外公演もあるみたいですね。
私はいつも初日公演のチケットを狙うんですが、今回は手に入らず、11日のチケットに当たりました。
でも当日券などもあるのかもしれないので、興味のある方は問い合わせてみましょう!
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あらすじ
ロボットと人間の物語ではない… これは、全人類に叩きつけられる【愛】と【憎しみ】の黙示録!!
人間とロボットが共存する時代。世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件が起こる。高性能刑事ロボット、ゲジヒトは犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信。日本に渡り、限りなく人間に近い存在であるロボット、アトムと共に謎を追うことに。内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラー、人間を殺害した唯一のロボット、ブラウ1589との接触により核心に迫っていく。
ゲジヒトは日々、忌まわしい悪夢に苛まれ、妻ヘレナも彼の不調を感じ不安を隠せない。アトムもまた、お茶の水博士に愛情豊かに育てられながらも、自身の生みの親である天馬博士との複雑な関係がその心に影を落としている。葛藤を抱えながらも事件の解決に向けて尽力するアトムとゲジヒトであった。
時を同じくして、アトムの妹で悲しみを察知する能力を持つウランが廃墟の壁に花畑の絵を描く不思議な男と出会う。そこにアトムが駆け付けると、男に異変が起こり…
というわけで、お馴染みの名前がちらほら出て来た事からも分かるように、手塚治虫さんの「鉄腕アトム」を題材とした物語です。
原作は浦沢直樹さんが描いた漫画です。
鉄腕アトムの世界観は何となく常識として知ってますが、「プルートゥ PLUTO」は読んだ事が無いので、予備知識なしの状態での観劇でした。
シアターコクーン
さて、今作は有名なBunkamuraシアターコクーンでの上演となりますが、実は私は初めてでした。
場所はハチ公口から出て109の右側を通り過ぎ、H&M(以前ブックファーストだったビル)の先。
東急百貨店とオーチャードホールの隣です。
以前はブックファーストでドイツの雑誌を購入して、東急の正面にあるスターバックスで読む、みたいな事をよくしてたので、個人的には慣れ親しんだ道です。
東急の駐車場があるので、一応車でのアクセスも良いんじゃないかと思います(歩行者がめちゃくちゃ多いので右左折は一苦労だと思いますが)。
座席数は747で、まぁ標準的なサイズの劇場というカンジでしょうか。
今回は運よく前から4列目だったので凄くよく見えましたが、後方の席の人はオペラグラスなどが必要だと思います。
有名な劇場ですが、席の座り心地はそこまで良くなかったです。同じ列の人が動くと結構振動も伝わります。
観た感想
さて、では物語の詳細がネタバレしないように感想を述べていきましょう。
チケットを取るまでは「予備知識なしでもまぁ分かるだろう」と思ってたんですが、初日公演を観た人達がtwitterで「よく分からなかったから原作読んでおけば良かった」などとつぶやいているのを目にしてしまってちょっと不安になったりしました。
でも原作を読んでる時間もないし、やっぱり読まずに観ました。
結果的に原作は読まなくても話の内容はよく分かりました。
というよりかなり分かりやすい物語だったと思います。
・人間ではなくロボットが中心の世の中になっても、人間はロボットを利用して戦争をする
・ロボットに感情が芽生えるとどうなるのか
みたいな普遍的なテーマが主題です。
「よく分からなかった」と言っていた人達は何が分からなかったのかなー?と考えてみたんですが、土屋太鳳さんも含めて数人の役者さんが一人二役をしているのが理由かもしれません。
「この二人のキャラの関連性は!?」とか「ロボットが何かの操作で二つの人格になってるの!?」などと変に難解に受け止めて勝手に混乱したのかも。
3時間(途中で休憩あり)という長い物語でしたが、緊迫感があって飽きる事無く最後まで観れました。
ただ、ダンサーを使って幻想的な雰囲気にしている事、漫画のコマ割りを活用した演出、無機質で無表情で冷たいロボットが物語の中心である事、などなどの理由で感情移入は出来ませんでした。
かといって感動しないというわけではないですよ。
土屋太鳳さんが全く違う二つのキャラを見事に演じ分けてますし、得意のダンスや泣きの演技も見応え充分で堪能しました。
ちなみに私も「えすえぬえす」という小説で人間とロボットが共生する世界を描きましたが、それよりももっともっと遠くの未来のお話、というカンジでした。
余談ですが、劇中に使用されるニュース番組の音声がドイツ語だったのが個人的にちょっと嬉しかったです。
「へー、適当なドイツ語じゃなくて、ちゃんと同時通訳の日本語と同じ意味だ」と思いました(そりゃそうだ)。
戦利品
どうやら他にも何か売ってたみたいでしたが、パンフレットと違うところで売ってたのでよく見てきませんでした。
以上、舞台「プルートゥ PLUTO」の感想でした!
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