ブログネタ：自分の友達の共通点
ミッキー
友達ってやっぱり気の合うもの同士がなるんだろうな
ミニー
あら、そうかしら。そうとも限らないと思うわ
ミッキー
そうか？じゃぁ例えばどんな状況があるかな
ミニー
あら、そうね。他に本当に友達になりたい人がいる時の架け橋役とか、何だか人に奢るのが好きそうだから財布役とか、ピンチの時の身代わり役とか、自分では怖くて出来ない事を試す実験台役とか、色々あるんじゃないかしら
ミッキー
そんなの友達でも何でも無いだろうが！自分にとって都合が良いだけだぞ
ミニー
うるさいわね。上っ面は親しくしていながら本心ではそんな企みがあるかもしれないじゃないの。ほんの些細なキッカケで人は親しくもなるし仲違いもするのよ。友達だからと言って全幅の信頼を寄せていると痛い目に遭うんじゃないかしら
ミッキー
うーん、自分の友達とそんな関係だったとしたら悲しいな。もしかしてお前はハイジに対して何か損得勘定があるのか？
ミニー
さぁ、どうかしらね。多少は利用価値もあるんじゃないかしら
ハイジ
ぴー！一寸の虫にも５円くらい価値があったのかも？ガクガクブルブル
ミッキー
え？今後ろで声が……ああっ！ハイジに聞かれてたぞ！お、おい、大丈夫か？
ハイジ
んー？利用価値と泌尿器科はちょっと似てるけどやっぱり冷静になると全然違うかも？利用価値が少しの私は異様な血の持ち主なんだよ。今後は理容価値を高めるべくハサミの使い方を極める所存かも。そうなのかも？違うかも
ミッキー
何か発言がわけ分からなくなってるぞ。おい、ミニーからもさっきのは誤解だって言ってあげた方が……
ミニー
あら、五回と言わず何回でも誤解ではないと言ってしまうわよ。ハイジとの友情はほんの少しの利用価値で成り立っているというカンジだもの
ハイジ
ぴー！と言ってもお湯は沸かない瞬間湯沸かさないガールなんだよ！今後は熱い紅茶でも淹れられるように精進する所存かも？友達ではないと言われたからには別の肩書きとして私はミニーの恋人になるべきなんだよ。むっ、早速目障りな存在がいたのかも！ポカパカポキカッ！
ミッキー
こら！八つ当たりしたい気持ちは分かるけどいきなり僕に蹴りを入れるな！僕は間違いなくお前の事を友達だと思ってるんだぞ！
ハイジ
むむむ、二人とも友達だったと思いきや、突然片想いの相手と恋敵に変わってしまったのかも？ほんの一つの歯車が狂うと全てのバランスが崩れるという恐ろしい世の中なんだよ。旅には出ないけど探さないでくださいかも。ぐすん
ミッキー
お、おい、そんなに肩を落とさないで……お前らしくないぞ……って、おい、ミニーからも何か言ってくれ
ミニー
あら、何を言えば良いのかしら。恋人とか言っていたけれど、そんなつもりは無いからもう辞めてちょうだい。ハイジの心中とかは想えないもの
ミッキー
そんなバッサリと……ハイジが何を想っても関係ないってカンジなのか……？
ハイジ
むむむがよよよでびえーんかも。ぐすん
ミニー
違うわよ。ハイジは親友としか思えないもの、って言ったの。さっきから何を二人して大騒ぎしているのかしら。演劇を見せるならせめて内容が分かるようにしてちょうだい
ミッキー
えっ？親友？さっきは利用価値が少ししかないって……
ハイジ
むむむがぬぬぬできらーんかも？そうなのかも。違うかも
ミニー
まぁ、先程言ったような上辺だけの紛い物の友達じゃあるまいし、私は親友に利用価値なんて求めていないに決まっているじゃないの。ほんの少しは私の役に立ってしまう事もあるけれど、本来はそんなものは無くても関係は変わらないわ。って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
な、何だ、そういう意味だったのか……確かに僕もハイジが何もしてくれなくても友達だと思ってるしな。良かったな、ハイジ。僕達の誤解だったみたいだ
ハイジ
んー？でも恋敵と思った人がまたすぐに友達になるというのは何だか気持ちの整理がつかないんだよ。一度しっかりけじめをつけておく必要があるのかも？ポカパカポキカッ！
ミッキー
いててててて！こら！友達を蹴り飛ばす理由としては理不尽だぞ！
ハイジ
むっ、苦情は次回受け付けるから次回までに冷静になっておいて欲しいと友達からのお願いをする次第なんだよ。旅には出ないけど探さないでくださいかも！ぴゅぴゅぴゅっ！
ミッキー
あっ！おい！うーん、逃げられたけどまぁ良いか……いやはや、思わぬ誤解で大変な事になるかと思ったな。よく考えたら大切な人に対して利用価値も何も関係ないよな
ミニー
あら、何を納得した様子で話しているのか分からないけれど、あなたに対してはいつも利用価値の事ばかり考えているわよ。当たり前じゃないの
ミッキー
うっ、恋人と友達はまた別なのか……？それで僕はちゃんとお前の役に立ててるのか……？
ミニー
違うわよ。あなたにとって私は利用価値があるのかどうか、大事なのはそれだけよ
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク