ブログネタ:好きな人に恋人がいたらどうする?
ミッキー
もし好きになった人に恋人がいたらどうする人が多いんだろうな
ミニー
あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。気持ちの悪さと恋人になったと言いたいのかしら?
ミッキー
どんな告白なんだそれは……今言ったように、好きな人に恋人が出来たら……
ミニー
うるさいわね。ちゃんと聞こえているわよ。それで一体何を訊きたいのかしら?
ミッキー
こら!聞こえてないじゃないか!もし好きな人に恋人が……
ミニー
しつこいわね。聞こえていると言っているじゃないの。一体何を考えているのかしら。それで今日は何の話なのかしら?
ミッキー
……もしかしてこの話題は興味が無かったか?
ミニー
あら、よく気付いたわね。こんな事を話したって仕方がないじゃないの。でもこの話をしたいみたいだから何とか話を引き伸ばしている最中よ。というわけで今日は何の話だったかしら
ミッキー
いや、興味が無いなら別に他の話題でも構わないんだぞ。でも結構多そうなケースだと思ったんだけどな
ミニー
あらそう。でも好きな人に恋人がいたなんて良かったじゃないの
ミッキー
え?何で?どう考えても良い状況とは思えないぞ?
ミニー
あら、そうかしら。恋人がいるという事は他人を好きになる事が出来る人という意味じゃないの。他人が全員カボチャやピーマンに見える人と比べたら付き合える可能性がかなり高くなったと言えるでしょうね
ミッキー
な、なるほど。まぁ最悪の状況よりはちょっとマシと言えるのかな……でもせっかくそれが分かっても、既に付き合ってる人がいるんじゃどうにもならないじゃないか
ミニー
うるさいわね。そんなのはどうにでもなるじゃないの。人間は簡単に他人を裏切る生き物だもの。リスクよりも利益の方が大きいと判断すれば、今までの恋人なんてあっと言う間に新しい恋愛を阻止する鬱陶しい存在に成り下がるわよ
ミッキー
何だか物騒な話だな……でも恋人なんていても構わずアタックしろ、って考え方なんだな……関わる人全員が凄く傷付く可能性が高い気もするんだけど……
ミニー
何をごにょごにょ今まで全くモテなかったのに突然二人の女性から告白されて、しかも二股でも良いから付き合って欲しいと二人とも言っているので喜んで付き合い始めたところ、実は彼女達はずっと想いを寄せていた女性が差し向けたスパイで、【あなたの事をちょっと良いなと思っていたけれど、平気で二股をするような人とは付き合いたくない】と絶縁宣言されてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかく付き合いたい人がいるならどんな状況でも告白してみたら良いじゃないの。人間の一生は一度しかないのよ。そんな考えで犯罪に走ったりするのは間違っているけれど、恋愛なんてルールがあって無いようなものだもの
ミッキー
なるほど。まぁ大体玉砕するような気がするけど、でも次の人に目を向けるためにも一度はっきりさせておくのは効果的かもしれないな。異性なんて他にいくらでもいるわけだしな
ミニー
ええ、そうね。それにもし失敗したとしても、恋人がいない人に振られるよりマシじゃないかしら。友達くらいには簡単になれそうだものね。それなら一番近くで隙が出来る瞬間を察知出来るわ
ミッキー
うーん、まぁその辺はその人次第なんだろうけど……っていうかずいぶん恋愛に対して自由な考えを持ってたんだな。もしかして他に好きな人が出来たら躊躇なくそっちに気持ちが行っちゃうとか……
ミニー
まぁ、私がそんな節操も見境も人間らしさの欠片も無い私利私欲だけを追い求める身勝手な人間だと思っているのね。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!僕はそんな事は思ってないぞ!っていうかその節操の無い話はお前が自分でしてたんじゃないか
ミニー
うるさいわね。とにかく私をカボチャやピーマンと一緒にしないでちょうだい、腹立たしいわね
ミッキー
……要するに他人が節操の無い事をしてたとしても、お前の恋愛観は違う、ってカンジか……?じゃぁさっきのはあくまで一般論というか、そういう価値観もある、って意味で言ってたんだな。お前がさっき言ってたようなタイプじゃなくて良かった
ミニー
あら、何かしら。カボチャでもピーマンでもないジャガイモがぶつぶつ何かを言っているけれど、私はどうすべきなのかしらね
ミッキー
そこは思いっきり恋愛して欲しいぞ!じゃなくて、僕はジャガイモじゃないぞ!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク