夏でもアイスコーヒーではなくホットコーヒーを飲み続ける人の理由とは

あらそう。まだカキ氷が食べ足らなかったのなら勝手に食べれば良いじゃないの。夏よりも今の方が余程カキ氷にとって存在を保ちやすい気温だし、きっとカキ氷もアイスも大喜びだと思うわ。以前少しこんな事を言ったけれど、夏場は少しでも油断すると水とクリームになってしまうものね

あらそう。食べたければ部屋の中をキンキンに冷やして夏も食べれば良いじゃないの。採れる時期が決まっている食材ならまだしも、一年中食べられる物や加工食品などは、一年中食べてもらった方が生産者は喜ぶはずよ

まぁ、これは一体どういう質問なのかしら。私と付き合っている以上、私がいつの季節もコーヒーはホットでしか飲まないのを当然知っているわよね。という事は、今回のアイスにはどういう意味があるのかしら。熱いコーヒーなんて豆の香りが飛んでしまって美味しくも何ともない、と彼独自の味覚を私にも押し付けようとしているのかしら。身体も心も冷え切っているから熱いコーヒーを美味しく感じるんだ、と私の内なる想いも知らずに、私と付き合っている幸せな気持ちにもすっかり慣れてしまって、彼の中で私の存在がアメリカンコーヒーになってしまっているのかしら、失礼な。私以上にエスプレッソな存在がこの世にいるもんですか。私はずっとホットしか飲まないわよ。腹立たしいわね

あら、私が突然ホットな状態になったと言いたいのかしら？私は何も変わらないわよ。やはりさっきまで私の事をアイスな人間だと思っていたのね、失礼な。私はホットじゃないわよ

違うわよ。私は放っとかないわよ、って言ったの。あなたを放っておくようなアイス状態が１秒たりとも訪れるもんですか。私がアイス状態の時はまた全く違う意味なのよ。要するに常にホットな愛す状態という……って、何を言わせるのかしら、みっともない