ブログネタ:痛かった思い出
ミッキー
今までの人生で一番痛かった経験って言ったら何だろうな
ハイジ
んー?市場の板の経験?そんな凄そうな職人を雇ったら大変な出費かも。懐に痛い事態に違いないんだよ
ミッキー
おい、そういう意味じゃ……高校生の僕が板前なんて雇うわけないじゃないか。しかもそこで【痛い】って表現を使われると正解か不正解か分からなくなるぞ
ハイジ
むっ?半分正解で半分不正解だったのかも?という事はどこかで板を販売する板市が開催されたに違いないんだよ。そこで上質の板を買って懐に痛かったという話かも。そうなのかも?違うかも
ミッキー
だから僕が上質の材木を買って何をするんだ、全く。痛かった思い出を訊いてるんだぞ。何だったら骨が折れたとか、虫歯が痛かったとか……
ハイジ
ふむふむふむむ、骨組みが折れて頑丈な板を買ったのかも?もしくは、虫に食われてボロボロになった柱を強固にするために板を買っ……
ミッキー
板を買った話じゃないって言ってるだろ!身体の骨が折れたりした経験を訊いてるんだ!
ハイジ
むむむ、それはもちろん経験があるんだよ。恐らくほとんどの人に経験があるはずかも!
ミッキー
そ、そうか?まぁ僕も骨折した人の割合については詳しく知らないけどさ。とにかくようやく僕の話したい内容になったから改めて……
ハイジ
と思いきや話の腰を折るのかも!どーん!
ミッキー
痛てー!何でいきなり突撃してくるんだ!話じゃなくて僕の腰を折ろうとしてるじゃないか!わけが分からないぞ!
ハイジ
むっ?でもミッキーは痛い話がしたいとか言ってたような気がするんだよ。更に骨を折って話をしたいとか、虫歯を痛めて話をしたいとか……
ミッキー
今まさに痛い想いをしながら話したいとは言ってないぞ!骨を折るほど痛かったら実際には会話どころじゃないだろうし!痛かった思い出の話だぞ!
ハイジ
むむむ、でも思い出なんてどう考えても痛い話しかないんだよ。悲しかったり辛かったり寂しかったり、悩んだり落ち込んだり絶望したり、思い出させようとするなんて非常に非情な話かも。よよよ
ミッキー
お、おい、お前にはそんな思い出しかないのか?っていうか、そういう意味で痛いって言ってるんじゃないんだけどな……
ハイジ
へぇ、そうですか。それは知らなんだかも
ミッキー
ずいぶん立ち直りが早いな……じゃなくて、最初から僕は身体が痛い話って言ってたじゃないか
ハイジ
ほぉほぉ、へぇへぇ、ふーむふむ
ミッキー
おい、相槌が適当過ぎるぞ。とにかく、今までで一番痛かったのってどんな時だ?
ハイジ
するってぇと折るってぇとやるってぇとエステート?
ミッキー
こら!何なんださっきから真面目に会話してくれ!
ハイジ
ぴー!既に私はこの話題に対して心が折れているのかも!それなのに話が続いちゃって、何とも骨の折れる話なんだよ。でもこういうのは誰もが経験してるはずかも?そうなのかも。そうに違いないのかも
ミッキー
ああ……さっきのほとんどの人に経験がある、って言ってたのはそういう意味か……って、結局身体の骨折の意味じゃないし……よし、もう話題に飽きちゃったんじゃ、最後にビシッと今までで一番痛かった事を言って終わりにしよう
ハイジ
んー?まだ頑張ってこの話題を続けようとしてるミッキーの姿が何より痛々しいのは誰の目にも明らかなんだよ
ミッキー
だからそういう意味じゃないって言ってるだろ!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク