ブログネタ：昔好きだったのに今あんまり…なもの
ミッキー
人の味覚とか好みってちょっとずつ変わっていくな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
そうか？まぁ必ずしも残念とも言い切れないんじゃないか？それで好きになったりするものもあるからな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、だから新たに好きになったり良さが分かったりするものもあるし、そういうのって成長なんじゃないかと思うぞ
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
こら！残念じゃないと思うぞ！どうしてそう思うんだ！？
ミニー
うるさいわね。私がいつか大きな声を好きになると思ったら大間違いよ。逆にどんどん想いが離れていくんじゃないかしら。私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った！理由が分からないから訊いてるんだぞ！
ミニー
しつこいわね。今までの価値観がどんどん変わってしまって残念じゃないの。特に個性が無いあなたにとっては死活問題なんじゃないかしら。個性が固まる前にどんどん違う人間になってしまって、周囲も常に一体どこの誰なのか悩んでいると思うわ
ミッキー
どれだけ印象が薄いんだ僕は……好き嫌いが変わっても名前と姿くらいは覚えておいてもらえると思うんだけど……
ミニー
何をごにょごにょ何故か昨日まで大好きだった料理が今日は美味しく感じなくて不思議に思っていると、母親による【今までと突然味覚が変わったから、その味に変えさせてもらう。というより今まで皆の味覚に合わせた味付けをしてきたという行為自体を変えさせてもらう】という告白を聞く羽目になってしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。それで結局今日は一体何の話なのかしら？話題がころころ変わって何が何だかさっぱり分からないわ
ミッキー
いや、話題は全く変わってないというか、ほとんど始まってないってカンジだけど……と、とにかく、人の味覚とか好みってちょっとずつ変わっていくな
ミニー
ええ、そうね。変わらないといつまで経ってもミルクだけが食事になってしまうものね。そうなったら民族や宗教なんて差し置いて、粉ミルクの奪い合いだけが戦争の理由になると思うわ
ミッキー
な、なるほど。そういえば何かを食べ始める時点でもう生まれた時とは味覚が変わってるって事なのかもしれないな。でも僕はもっと大人になってからの話をしようと思ったんだけどな。今まで好きだったものがそうでもなくなったり、逆に嫌いだったものが平気になったりするじゃないか
ミニー
ええ、そうね。成長だったり退化だったりが原因じゃないかしら。家族のバイオリンの音が大嫌いだったのにいつの間にか平気になったり、父が再婚した途端におふくろの味が嫌いになったり、ゲームをクリアした後はもうあまり感動しなくなってしまったり、そういう好みの変化というのは誰にでもあるはずよ
ミッキー
……今の例は成長や退化じゃなくて、他の原因だと思うんだけど……と、とにかく、お前の中で以前は好きだったのに今はそうでもないものってあるのか？
ミニー
あら、そうね。それはもちろんあなたじゃないかしら。好きだなんて冗談じゃないものね
ミッキー
こら！段々そうでもなくなってるなんて最悪じゃないか！聞き捨てならないぞ！
ミニー
違うわよ。冗談じゃない、って言っているじゃないの。もう笑い事や誤魔化しでは扱えないような……って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
ううっ、そっか。好きじゃない、ってのは好きよりもっと想いが深まってるって意味だったんだな。そんなに想われてるなんて感激だ……
ミニー
という話もどんどん変わっていくんでしょうね。早速だけれどあまり私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
全く素直じゃない！
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