ブログネタ:好きな屋台
ミッキー
冬場って屋台の売り上げはどうなるんだろうな
ミニー
あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。将来は屋台をやりたいのかしら?それくらいなら簡単とでも思っているのかもしれないけれど、外で食べさせるという時点で敬遠する人が多いんじゃないかしら。それでも商売として成立させるには、かなり味や付加価値に魅力がないと無理でしょうね
ミッキー
いや、別に屋台をしたいと思ってるわけじゃないんだけど……今お前が言ったように、冬場は売り上げが落ちたりしないのかな、って思っただけだぞ
ミニー
あらそう。何故冬になると売り上げが気になるのか分からないけれど、夏の暑い時に熱い料理を食べさせるのも辛いんじゃないかしら。春や秋には花粉症のお客は外に出たくないでしょうし、もう商売としては全く成り立たないわね
ミッキー
た、確かに厳しそうだけど、でも駅前とか公園とかに屋台が出てたりするじゃないか。商売として成立してるからなんじゃないか?
ミニー
さぁ、どうかしらね。意外ととんでもないお金持ちの道楽という可能性もあるんじゃないかしら。実は他の企業がリサーチのためにやっている恐れもあるでしょうね。そう考えながら屋台で食事すると、今まで見えなかった何かが見えてくる事もあるんじゃないかしら
ミッキー
うーん、まぁ可能性としては低そうだけどな……きっと店舗は持てないけど料理屋をやってみたい、みたいな人達なんじゃないだろうか
ミニー
あらそう。そうなると屋台の人は何かの目標の半ばという事になるわね。仲間に置いていかれて泣かば涙を隠して、いつか鳴かば良いと田舎ばかり思い出しているのね。って、くだらないダジャレの屋台なんてさせないでちょうだい、いかがわしいわね
ミッキー
僕は何も言ってないぞ!全く。とにかく苦労は多そうだけど、お客との距離が近いからやりがいもあるんじゃないかな
ミニー
あらそう。何だか既にどこかで酔ってきたような、味なんて分からないお客も多い気がするけれど。という事はきっと濃い味付けになっている可能性が高いわね。フライドポテトの塩もかなり多いのかもしれないわ。きっと隠した涙なんでしょうね
ミッキー
どうして店主がそういう心境だと思うのか分からないけど……まぁフライドポテトは縁日とかでは見るけど、普段はほとんど見かけないな。イメージとしてはラーメンとおでんだな
ミニー
あら、だったらその二つを合わせてしまって、おでんに麺を入れて【お麺】という名前で売り出したら良いんじゃないかしら。著作権の行方が曖昧なお面を売る屋台よりも大繁盛するかもしれないわよ
ミッキー
まぁおでんの汁に麺を入れるよりも、おでんとラーメンを両方扱う方がお客は嬉しいだろうけどな。って、きっとそんなにあれこれ扱うほどスペースが無いんじゃないかな
ミニー
あら、そうかしら。そもそも屋台というのは大きさの制限があるのかしらね。観光バスみたいな乗り物を使って、中で何十人も食べさせるようにすれば良いんじゃないかしら。数千万円も使って店舗を購入したり、数十万円の家賃を払ったりするよりも手頃だと思うわ
ミッキー
うーん、でもそれはそれで結構お金が掛かりそうだぞ。都内じゃ停めておく場所も無いだろうしな。かといって走ってたらお客が入れないし……
ミニー
あら、だったら路線バスの振りをしてそこらじゅうの停留所に行って強引に乗客を乗せて、食事をするまで降ろさないようにすれば良いじゃないの。都内の停留所を全て回れば大儲け出来るんじゃないかしら
ミッキー
予定の時間に目的地に行けない乗客が大暴れすると思うぞ!
ミニー
うるさいわね。美味しいものでも食べさせれば自然と静かになるわよ。本当に急ぐ必要がある人間なんて実際にはほとんど存在しないもの。自分は唯一無二の存在だと思いたいのかもしれないけれど、代わりなんていくらでもいるのよ
ミッキー
全く……そんな事を言い出したらお前の代わりもいる事になるぞ。僕にとってお前の代わりなんて存在しないぞ
ミニー
……あらそう。でもあなたの場合はどこにでもいそうな気がするわね。常に地球に存在するものね
ミッキー
こら!僕みたいな人はいるのかもしれないけど、僕は一人だけだぞ!
ミニー
違うわよ。常に近くに存在する、って言ったの。どこにいても常に存在していかがわしいわね
ミッキー
いや、そうじゃない時間もあるはずだけど……常に僕の事を想ってくれてる、って意味か……?
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