ブログネタ:うるさい遅い空気読めない、どれが1番ムカつく?
ミッキー
人から嫌われちゃうような性格の人っているな
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!叩かれるような事は言ってないぞ!
ミニー
うるさいわね。どうせ【この誰からも嫌われる女をよく知れば、僕が嫌われない人間になるコツを掴めるに違いない。こいつは僕と付き合っていると信じているのだろうが、利用価値がなくなればすぐに別れるつもりだから覚悟しておけ。このどこから見ても全く好かれる要素の無い、真っ黒の毒で作った金太郎飴のような女め】と言おうと思ったんでしょう?あなたの魂胆は何もかも全てお見通しよ、失礼な
ミッキー
そんな事言うわけ無いだろ!嫌いなところなんて一つも無いぞ!
ミニー
……うるさいわね。美味しそうな金太郎飴を隅々まで確認する私の姿を見て笑い者にしようとしているのかもしれないけれど、そうはいかないわよ。外見を見ただけで全て見抜いてしまうわ。残念だったわね
ミッキー
何の話なんだ一体?と、とにかく、人にはどうしても嫌われるタイプってのが存在するけど、どういう人がそうなっちゃうんだろうな
ミニー
さぁ、どうかしらね。理由が分かっていれば嫌われる人だって直そうとしたりするんじゃないかしら。という事は嫌われる理由は永遠に分からないのが人類の悲しさという事になりそうね
ミッキー
うーん、そうなのかなぁ……でも生理的に嫌いとか、性格が嫌いとか、その人が過去にした行動の何かが理由で嫌いとか、多少は分類出来るはずだぞ
ミニー
ええ、そうね。少なくとも生理的に嫌い、というのは大体どうにもならないわね。人類が知能や知識を身につける以前の、遺伝子的な本能的な要素が原因という気がするもの。とはいえ、全く何の興味も湧かない人よりは、相手に意識させているだけ存在を認められているとも言えるわね。他人なんて99%がいてもいなくてもどうでもいい人でしょうからね
ミッキー
そ、そこまで言い切っちゃうのもスゴイけど……でもそうだな。好きでも嫌いでもない人がほとんどだとすると、嫌いって思われるのはかなり例外的な人って事になるな
ミニー
ええ、そうね。逆に私のように他人を全て嫌っていると、あなたのようにどうでもいい人が珍しくなるのよ。良かったわね
ミッキー
全然良くないぞ!僕との関係がどうなっても構わない、みたいに聞こえるじゃないか!
ミニー
うるさいわね。突然嫌われようとして大声を出さないでちょうだい。今更もう嫌いに分類されたりしない……って、何を言わせようとしているのかしら、いかがわしいわね
ミッキー
ううっ、そっか。何がどうなっても僕の事を嫌いになれないって言ってくれてるのか……そこまで思われてるなんて感激だ……
ミニー
何をごにょごにょあまりにも誰からも相手にされないものだから、ついに教師に叱られた事すらとんでもなく嬉しくなってしまった男のようにつぶやいているのか分からないけれど、どうでもいい人はどうでもいいにしかならないと先程から言っているじゃないの。残念だったわね
ミッキー
こら!どうでもいい人とこんなに毎日会話しないはずだぞ!全く。と、とにかく、生理的に嫌われる人以外の特徴には【うるさい】とか、遅いというか【テンポが合わない】とか、【空気が読めない】って理由もあると思うんだけど、お前にとって一番嫌いなタイプってどれだろうな
ミニー
さぁ、どうかしらね。どれも嫌う理由になんてならないんじゃないかしら。自分がそう思うという事は、相手も【大人しい】とか【テンポが合わない】とか【空気が読めない】と感じているはずだもの。お互い様というカンジね
ミッキー
なるほど。その辺の感覚の違いでは嫌ったりしないわけか。じゃぁお前にとって最も重大な要素って何なんだ?
ミニー
あら、それは飽きたか飽きてないかじゃないかしら
ミッキー
うーん、いまいちよく分からないな……さっきは他人は嫌いとか言ってたけど、他人とは飽きるほど接しないんじゃないか?
ミニー
違うわよ。あなたかあなたじゃないか……って、何を言わせるのかしら、みっともないわね
ミッキー
うっ、じゃぁやっぱり僕以外は興味が無いって事か……ホントに僕は幸せ者だな。僕もお前の事だけが大好……
ミニー
うるさいわね。妙なテンポでいつまでも空気が読めない事を言っていると他人の仲間入りをしてしまうわよ
ミッキー
全く素直じゃない!
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