桃太郎の真実？新・日本昔話で桃太郎の正体が明らかに

むっ？むかし話？そんなのいきなり言われてもちょっと難しいんだよ。というわけでごきげんよう。ぴゅ……

んー？でもちゃんと【難しい話】をしたんだよ。略して【むかし話】かも。そうなのかも？違うかも

かこの話？まぁ会話をすれば文章的には括弧で囲まれるのが定石なんだよ。というわけでごきげんよう。ぴゅぴゅ……

おとぎ話……ささっ、ぴよぴよ、ぎゅぎゅー、ばたり、どーん！

んー？音を擬音で表現してるんだよ。略しておとぎ……

むっ、ちゃんと全部【難しい話】になってるんだよ。おとぎ話の隣の家の嫌がらせジジイみたいな無理難題を言ってくるミッキーに必死に答えている次第かも

はっ、ぎくっ、ぺらぺら、どきり、ぎくり、すらすら、どきっ

んー？好きって言ったって、そもそもどれくらい正確に現代に伝わってるか分からないんだよ。地域によって内容が違ったり、研究者によって結末が違ってたりするのかも。もしかしたら作者の意図と全く違う内容で伝わっちゃってる可能性があるのかも！

むむむ、昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがいたんだよ。まぁお爺さんはどうでも良いとして、お婆さんが川で流れてくる桃に入った赤ちゃんを見付けたのかも

むっ？そうなのかも？実は老夫婦は以前自分達の一人娘を鬼にさらわれてしまっていたので、赤ちゃんを愛情たっぷりに自分達の子供のように育てるのかも。赤ちゃんはみるみる成長して、あっと言う間にお爺さんよりも大きくなって、その人間離れした成長の速さに怖くなった老夫婦は、このままではいつか我々の手に負えない時が来る。下手すると人間にとって災厄になりかねないと判断して、鬼退治を命じるんだよ。あわよくば差し違え、何だったら鬼が勝ってしまってもそれはそれで構わない、というのが本心かも

鬼退治を命じられた少年は、旅の途中で自分には動物と会話が出来る不思議な能力がある事に気付くんだよ。そして鬼退治に行くという少年に興味を持った動物達が、旅の動向を願い出るのかも。動物達は人間のような姿形で自分達と会話が出来る種族がいる事を知っているけど、少年には言い出せずにいるんだよ

そして鬼ヶ島に上陸した少年は、人間界で培った戦術や兵法を使って、力任せに攻撃してくるだけの鬼達を退治するのかも。そして鬼達が人間から奪った財宝を保管している場所を突き止めると、中には大きな桃の形をした箱がいくつも転がっているのを目にするんだよ

鬼を問い詰めると、その箱は人間の肌の色に近く、しかも先天的に角の生えてない、いわば奇形児の鬼の赤ちゃんを入れて川に流して、人間に育てさせて後にスパイとして内と外から人間を攻撃する計画だったと聞かされるんだよ。でも実行に移したのは過去にまだ１例しかなくて、さらってきた人間の娘と恋に落ちた鬼との間に生まれた赤ちゃんだけだと知るのかも。と同時に配下の動物達から、実は動物と会話が出来るのは鬼だけだと打ち明けられるんだよ

さらってきた娘とその夫の鬼の居場所を問い詰めると、自分達の子供が鬼と人間の間を引き裂くために使われた悲しみで心中したと聞かされるのかも

こうなったからには鬼でも人間でもない、動物達の楽園を作ろうと決意して、ムツゴロウ王国という楽園を建設するんだよ

むっ？不満かも？だったら後追い自殺でも良いんだよ

むむむ、だからこんなのは諸説あるんだから、自分好みの結末を信じ込んじゃえば良いのかも！鬼と人間が共存出来る、文字通り桃源郷のような世の中を造ったとか、母親がどこかで生きているかもしれないという噂を聞きつけて３０００里探し回ったとか……

んー？だったら、少年は鬼と結託して、人間達にスマホを売りまくっているという……