ブログネタ:掃除機をかける頻度
ミッキー
そろそろ部屋を掃除しないとな
ミニー
………………
ミッキー
普段どうしても掃除する習慣って身につかないな
ミニー
………………
ミッキー
自動の掃除機がうちにもあると良いんだけど
ミニー
………………
ミッキー
あれって実際どれくらい掃除出来るものなんだろう
ミニー
………………
ミッキー
なぁ、ちょっと……
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!まだ何も訊いてないぞ!
ミニー
うるさいわね。何やら妙な言葉をごにょごにょ口走っていたから掃除しただけじゃないの。何が問題なのかしら
ミッキー
いや、掃除の話をしようとした事まで掃除されたら会話にならないぞ。と、とにかく部屋の掃除ってそのうちそのうちと思ってるうちに結構時間が経っちゃうなと思ってさ
ミニー
あらそう。掃除する意志を日々脳が掃除しているのね。何も問題ないんじゃないかしら
ミッキー
いや、それで部屋が汚れたら最悪じゃないか。まぁ出した本を本棚に片付けたり服をタンスに入れたり、それくらいはしてるんだけど、掃除機とか拭き掃除みたいな本格的な掃除となると面倒臭がっちゃうんだよな
ミニー
あらそう。要するに見た目が片付いているという中途半端な状況なのが問題なんでしょうね。いっそ思い切り汚した方が良いんじゃないかしら
ミッキー
うーん、その状況から掃除するとなるとかなり気合が必要だぞ。それが面倒だと思っちゃったら完全にダメ人間になりそうじゃないか
ミニー
違うわよ。本とか服とかを散乱させるだけではなくて、ジュースをこぼしたりすれば良いのよ。拭かないわけにはいかないものね
ミッキー
わざとジュースをこぼすのか!?やり過ぎな気がするぞ!
ミニー
うるさいわね。よく掃除の裏技などと言って、重曹で掃除する方法をテレビで紹介しているじゃないの。炭酸のジュースだって雰囲気的には似たようなものじゃないかしら
ミッキー
いや、全然違うと思うぞ……ちゃんと拭かないとベタベタするだろうし……
ミニー
何をごにょごにょ彼女が初めて家に遊びに来るので、散らかし放題だった部屋を必死になって完璧に掃除したところ【こんなに潔癖症なんだったら、一緒にいたらお互いストレスになるだけだと思う】などと言われて振られてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかくその気があるならお掃除ロボットでも購入したらどうかしら
ミッキー
うん、確かに楽だとは思うんだけどさ。ちょっと僕のお小遣いで買えるような値段じゃないぞ。それに床に色々と置いてあると結局はダメみたいだし、果たして親を説得出来るかな
ミニー
あらそう。家の中に邪魔な人間が3人くらい散らばっているものね。お掃除ロボットもひいてしまいたくなるんじゃないかしら
ミッキー
こら!人間が一番のゴミみたいになってるじゃないか!基本的には人がいない時間に使うんだと思うぞ!
ミニー
うるさいわね。お掃除ロボットだって日々進化しているんだから、あまりに汚れていたらもう我慢出来ずに自発的に動き出すようになるかもしれないじゃないの
ミッキー
そこまで賢いならちゃんと人を避けてくれると思うぞ……って、現時点の技術でもちゃんと避けてくれるんだろうし……
ミニー
あらそう。結局はでも更に進化させる必要があるんでしょうね。アームが出てきて目の前の荷物をちょっと持ち上げてその下を掃除してまた元の場所に置く、みたいな機能も今後搭載されるんじゃないかしら
ミッキー
なるほど。それは便利だな。もし重いものを持ち上げられればタンスや本棚の下も掃除出来るな
ミニー
ええ、そうね。何故かタンスの下だけは掃除しないので不思議に思っていたら、お母さんのへそくりが出てきたりするんでしょうね。使途不明金の掃除も出来るわよ
ミッキー
掃除機なのに気を使い過ぎだぞ……まぁとにかく、近いうちにちょっと気合いを入れて掃除でもしようかな
ミニー
あらそう。それなら私も手伝うわよ。嫁さんの恥になるものね
ミッキー
えっ!?そそそ、そっか。掃除くらい出来ないと将来良いお嫁さんになれない、みたいなカンジか。そんな風に思ってくれてるなんて……
ミニー
違うわよ。汚さないと始まらないものね、って言ったの。あなたが怠けないようにジュースなどをこぼしに行くわよ
ミッキー
そこまでしてくれなくてもちゃんと掃除するから大丈夫だぞ!
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