どうも公認会話士です。
さて、では前回の予告通り、今回は
好きな漫画ランキングTOP10
を発表します!
まぁ最近読んでるのは以前から連載が続いてる漫画ばかりで、新たな漫画に手を出してないカンジですが……。
10作に絞るのはかなり大変なので、ちょっと関連作品なんかもついでに紹介しちゃいたいと思います。
10位・ノーマーク爆牌党
麻雀漫画ではこれが一番好きです。
相手の手牌を完璧に全て読みきってしまう「爆牌」の使い手、爆岡弾十郎と、その爆牌の仕組みを徹底的に論理と検証で暴こうとする鉄壁保との闘牌にハラハラドキドキです。
絵はふざけたカンジですが、麻雀というゲームの面白さを高いレベルで描いていて、何度読んでも引き込まれます。
関連・「咲」
こちらは逆に、一般人とは掛け離れた能力を持つ雀士達(個人的にこういう作品は「超能力麻雀」と呼んでます)の戦いを描いた漫画ですね。
キャラそれぞれが特殊な技(能力)の使い手で、対局中にやりたい事が明確な分、かえって内容は分かりやすいかもしれません。ちゃんと内容は破綻してないですし、見せ方も上手で面白いです。絵は完全に萌え系です(女性雀士しか出てこないですし)。
関連・「哲也」
戦中戦後、賭け麻雀で稼いで生活をしていた作家・阿佐田哲也の半生を描いた漫画ですね。
生きていくための手段としての麻雀なので、自分も相手もイカサマのオンパレードです。そこを題材にした点が面白いと思います。つい真似したくなる技がたくさん出てきますが、絶対に真似してはいけません(練習はしましたけどね)。
9位・こちら葛飾区亀有公園前派出所
説明の必要も無い漫画だと思いますが、今年で200巻を超える事が確実みたいですね。
その半分の100巻辺りまでが我が家にあるので、子供の頃は何度も何度も読み返しました。私にとって笑いの教科書と言えるかもしれません。公認会話士が作り出す笑いには初期のこち亀の成分が結構入ってるはずです。
でも近年増刷された単行本だと話が丸々削除されたり、セリフが書き換えられたりしてるらしいですね。
言葉狩りとか不謹慎狩りとか、何とも細かい事を気にしてつまらない事に目くじらを立てる人がいるもんだ、と思います。
話が逸れましたが、とにかく最近のは全然読んでないので、一応この順位という事で……。
8位・キャプテン
キャプテン翼ではないですよー。これはサッカーじゃなくて野球漫画です。
しかも高校でもプロでもなく、中学野球を描いた漫画ですね。かなり古い作品ですが、野球漫画ではこの作品が一番好きです。
この漫画のスゴイところは、試合よりも練習のシーンの方が多い点だと思います。
才能も家庭環境も人並みの子達が、努力で勝利を掴みとる、というのが良いですね。
下手だった後輩や生意気だった後輩が3年間で成長してキャプテンになる、そんな実際の部活動を見ているような気持ちにもなれます(部活に興味ないクセによく言うな、と言われてしまいそうですが)。
関連・「ROOKIES」
こちらも王道の野球漫画とは違って、不良の更生、という別テーマが物語の主軸になっている点が良いですね。
努力して頑張ってる人間は悪い事なんて考える暇も無い、みたいな「小人閑居して不善をなす」の逆をいく物語です。
7位・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
これはアニメから入った作品ですね。
子供の頃に秘密基地で遊んでいた仲良しグループうち、一人の女の子が基地の近くで亡くなってしまい、その子の幽霊が高校生になったリーダーの男の子のところに現れる、という物語です。
何故今更現れたのか、どうしたら成仏するのか、みたいな事でバラバラになっていた当時のメンバーがまた集まるわけですが……
最後は涙無しには読めないような感動作品になってます。
でもですねぇ、死者が甦る話って、残された人達は結局2回悲しまなきゃならない運命にあると思うんですよね。ちゃんと成仏するのを見届ける事で昇華されて消化される想いもあるとは思いますが、でもやっぱり本来それはお互いが生きているうちにしか出来ないんだよ、という教訓が欲しいわけです。
というわけで公認会話士は今までそういう物語を描いてません。
6位・YAWARA!
柔道少女の成長と恋愛を描いた有名な漫画ですね。
この漫画の特筆すべきところは、主人公・猪熊柔がとにかく強い点です。
最近は「どうせ主役が勝つんでしょ」という展開を嫌がる作家が結構あっさり主役を負かしてしまったりするような漫画が逆に増えている気がするんですが、この猪熊柔はとにかく強い!
強い人・後にライバルになる人に物語の序盤で負かされて、最後は強くなってその相手にリベンジする、というのがスポーツ漫画の王道のストーリーだと思うんですが、猪熊柔は最初から最後までとにかく強い!
それなのに面白いからスゴイ!というカンジです。
特に最後のオリンピックのライバル達との戦いは、読んでて身体が動いちゃうくらい興奮するシーンの連続ですね。
5位・うる星やつら
有名な鬼の宇宙人・ラムちゃんの漫画ですね。
つかず離れずの微妙な関係の男女を描かせたら天下一品?の高橋留美子先生のギャグ漫画です。
他の作品も好きですが、一番笑えるうる星やつらが一番好きです。
中でも好きなキャラは二重人格(強烈なぶりっ子なだけとも言えます)のランちゃんです。子供の頃からとにかく運が悪く、やんちゃな問題児だったラムちゃん達の尻拭いを本人達が知らないところでし続けていたランちゃんは、いつかラムちゃんに仕返しをしようと企んでます。しかもラムちゃんの元彼はランちゃんの初恋の人!
結局色んな復讐計画は全て不運な大失敗に終わるわけですが、こんな子が近くにいたらと思うと怖いですよねぇ。友達だと思ってるのに、相手は知らないところでどんどん自分への恨みを募らせていくわけですから。
ランちゃんの登場回数は少ないですが、登場する回は全部好きです。
関連・「らんま1/2」
半分男で半分女の主人公・早乙女乱馬が繰り広げる格闘アクション漫画ですね。うる星やつらからギャグの要素を減らし、恋愛と格闘の要素を増やした印象です。こちらの方がより少年漫画っぽいというカンジなんでしょうか。
人気作品だったのは分かるんですが、1話完結のうる星やつらの34巻を上回る全38巻はちょっと長過ぎかな?と個人的に思います。
「もう早くらんまと茜、くっついてよ!」みたいな。
関連・「犬夜叉」
半分人間で半分妖怪の犬夜叉と、過去にタイムスリップした女子高生・かごめが悪を倒す冒険活劇ですね。らんま1/2から更にギャグの要素を減らし、冒険と格闘と恋愛がメインという印象です。こちらも超人気作ですし、最後まで飽きずに読めますが、全56巻は流石に最初から読むには覚悟が必要と言えそうです。
面白くて人気があって長期連載になるのは素晴らしい事なんですが、1話完結じゃない漫画の場合、長ければ長いほど新たに読む気にはならない、というところがネックですよね。
これらの作品はたまたま家にありましたし、子供の頃だったから私も手を出しましたが、今となってはもう新たに長期連載の漫画を読もうとは思いません。
要するに私が「ONE PIECE」を読む事はたぶん無い、という事です。
関連・「めぞん一刻」
若くして夫を亡くし、未亡人になったアパートの管理人さん・音無響子と、そこに住んでる大学生・五代裕作とが出会って結婚するまでを描いた恋愛漫画ですね。
子供の頃に読んだ時は「ずいぶんと大人の恋愛だなぁ」という印象でした。再婚は夫への裏切りになるんじゃないかとか、亡くなった夫以上の存在になれるのかという自信のなさだとか、そういう事で悩んで悩んで、二人で共有して受け入れていく、みたいな勢いで突き進まない結婚の形を知る良い教材となりました。
ある程度成長してから読むと尚更面白い作品ですね。昔は今ほど離婚や再婚が一般的ではない時代だった、という時代背景がまた作品を奥深くしていると思います。
今だったら「子供いないんだし、とっとと再婚しちゃえば良いのに」みたいなつまらない事を言い出す人も多いのかも(人の事を言えない世代かもですが)。
4位・青い花
これは先にアニメから入った作品です。
女子高生同士の恋愛を描いた少女漫画です。友達としての好きではなく、恋愛の相手として好きになってしまった苦悩とか葛藤とか喜びとかが事細かに描かれてます。
これも先程の「めぞん一刻」と同様に、時代背景がちょうど良いというカンジでしょうか。同性愛に寛大な人も増えてきた世の中で、でもまだまだ法的には認められてなくて、LBGTと呼ばれて実生活では差別も多い。
それを理解していながらも、好きになった気持ちは止められない!みたいな。
そのうち「同性だからって何が問題なんだろう。好きなら付き合っちゃえば良いのに」とか言われる世の中にきっとなるんだろうな、と思います。
アニメ版の出来が素晴らしく、ようやく原作が完結した事もあり、「アニメも完結させて欲しい!」と期待していた人も多いと思いますが、主役の万城目ふみ役の高部あいが麻薬で捕まり、所属事務所を解雇されてしまいました。
基本は女優業で、ドラマの脇役などで出演する程度だったらしいので、逮捕されて結構大きく報じられた時、「誰これ?」と思った方もきっと多いでしょう。
声優をしてた事を知ってるのは更にほんの一握りの人間だと思いますが、テレビの前で「何してくれてんねん!」と叫んでしまったこの作品のファンは私だけではないでしょう。
関連・「ささめきこと」
こちらも女子高生同士の恋愛を描いた漫画ですが、青い花よりも比較的明るいノリです。
好きな女の子は同性愛者を公言していて、他の女の子には興味津々のクセに、何故か自分だけは友達としてしか見てくれない、そんな主人公の苦悩が切なく、時に明るく(?)描かれてます。
こちらも完結してますが、終盤の盛り上がりは読み応え充分です。
3位・キミキス -various heroines-
好きなプレステのゲームの記事でも触れましたが、何故か公認会話士はこのゲームが好きなんですよねぇ。ギャルゲーなのに。
とにかく女の子達が可愛い!そしてストーリーに安定感があって、どのキャラにも感情移入出来る!というカンジです。
というわけで、ゲームのストーリーをそのまま漫画にしたこの作品も好きです。
作者さんは普段成人漫画を描いている方だそうで、絵と内容はゲームより不健全さが増してます。ストーリーを変えずにそういう個性をちゃんと出してくるなんてスゴイな、と感心します。
2位・ちはやふる
この作品は映画の感想の時に説明したので、もう説明不要かと思いますが、高校生のかるた部を扱った漫画ですね。
選手として、チームとしての成長がメインで、そこはキャプテンと似た雰囲気です。一応少女漫画なのでそこに多少恋愛が絡んでくるカンジです。
まだ連載中ですが、一体どんな結末になるのか楽しみです。
1位・君に届け
こちらは逆に思い切り恋愛少女漫画ですね。
主人公の爽子が幽霊に間違われやすい、という初期設定こそありますが、基本的には特に奇をてらってない、ごく普通の高校生達の恋愛を描いてます。
読んでいてつい涙してしまうシーンも多く、「あら?意外と私の心にはまだ純粋で綺麗な部分があるのかも?」なんて思ってしまいます。
最近は恋愛より進路の比重が大きくてちょっと盛り上がりに欠けるカンジですが、まさか主人公達の大学入学以降も長々と続けるとは思えないので、最終回も近いのかもしれません。
まぁ大学生になれば新たな出会いがたくさんあるはずなので、その気になれば大学卒業→就職→結婚まで続けられるとも思いますが。
とにかくどんな形で最終回を迎えるのか、こちらも楽しみです。
というわけで好きな漫画ランキング、いかがだったでしょうか。
っていうか私は「君に届け」が一番好きだったのか!?とちょっと自分で驚いてしまいましたが、まぁはっきり言って順位にはほとんど差が無いカンジです。
さて、他にもちょっと寸評を載せたい、と思う作品をいくつか番外編でどうぞ。
スラムダンク
名作中の名作ですねー。バスケ好きだからこそ「そんな馬鹿な!」と思う、日本の男子高校生レベルを超越したスーパープレイも出てきますが、まぁそこは作者の願望が入ってるのかな?と思います。
「日本の高校生もこのレベルになって欲しい!」みたいな。アメリカの高校や大学では普通にあるプレイですからね。
ちなみにバスケ漫画といえば最近では「黒子のバスケ」がありますが、こっちでやってる内容はNBAでもあり得ないですよ。いわば「超能力バスケ」ですね。まぁ世間的には内容うんぬんよりもキャラに萌える腐女子漫画になっちゃってるみたいですが……。
ドラゴンボール
こちらも名作中の名作ですね。サイヤ人以前を第1部、サイヤ人以降を第2部とするなら、私は第1部の方が好きです。
第1部のファンからすると、ドラゴンボールのありがたみが徐々に薄れてしまうのが作品として唯一残念な点でしょうか。
当時の子供達は皆かめはめ波を練習したらしいですが、気持ちは分かります。
三国志
ゲームで三国志時代の武将を覚えるのと並行して、歴史の流れはこの漫画で勉強しました。「魏・呉・蜀」の中で「蜀」を中心に扱うとどうしても最後は悲しい結末になってしまいますが、やはり諸葛亮を主人公にした方が物語として描きやすいんでしょうね。
美味しんぼ
単行本は家に途中までしかないので、最近の内容は詳しく分からないですが、震災とか原発とかに関して問題のシーンがあったとかでちょいちょい取り沙汰されてますね。でもグルメ漫画として伝説的なヒット作と言えるでしょう。この作品によって日本に知れ渡った新たな料理や食材もかなりたくさんあるんじゃないかな、と思います。
鉄拳チンミ
かなり昔の格闘漫画だと思いますが、主人公・チンミの修行の数々が面白くて引き付けられます。天井から落ちてくる水滴によって生じる空気の流れを察知して、地面に落ちる前にその水滴を正拳突きする、というとんでもない修行をしばらくお風呂場で真似してみましたが、全く出来ませんでした。
かめはめ波が出ない事は何となく気付いてましたが、チンミの修行は鍛錬さえ積めばきっと出来ると思ってたので、子供心にちょっとショックでした。
聖闘士星矢
聖衣(クロス)と呼ばれる自分専用の鎧をまとって戦う格闘漫画ですね。以前知り合いに勧められて読みました。
色々な感情を表現するために目を瞑りながら話す、という新たな手法を確立した漫画なんじゃないか?という気がします(もちろん目を開けて会話してる時も多いですよ)。
面白いのは面白いんですが、戦いの決着が意外と大雑把でモヤモヤします。さっきまで全然攻撃が効かなかったのに、仲間がやられた事に激怒しながら必殺技を繰り出したら相手に大ダメージ!みたいな展開が数多く見られます。
そういう点では「CCさくら」とか「セーラームーン」とか「プリキュア」みたいな、少女漫画系戦隊ヒロイン物とノリが近いでしょうか。
サスケ忍伝
これも少年ジャンプのかなり古い作品ですが、忍者による戦いを描いた物語です。結構面白いと思うんですが、何と単行本1冊分で打ち切りだったそうで……。
最終話になって突然ラスボスが初登場したり、見た事の無い味方が大勢登場したり、まさに打ち切り漫画らしい打ち上げ花火状態で散っていきます。「こういう展開にしていくつもりだったんだチキショー!」という作者の無念が滲み出てるカンジです。
当時のジャンプの熾烈な過当競争が垣間見える漫画です。
バクマン。
漫画家を目指す高校生の物語ですね。漫画界の裏側を描き過ぎ、とかで色々言われたりもしたそうですが、実際に目指す人は参考になる事も多いのでは。
まぁフィクションなのでしょうがないですが、ちょっと出来過ぎというか上手くいき過ぎというか、連載打ち切りになって初の挫折みたいにヘコんだりします。
「いやいや、ほとんど全ての漫画家がデビューすら出来ないし、週刊連載漫画のアシスタントになれる人でさえ一握りだろ」と言いたくなります。
たぶんその辺が段々ついていけなくなって途中から読まなくなっちゃったんだと思いますが、既に完結してるようなのでいつか最後まで読みたいですね。
と、あくまで補足のつもりが気付いたらずいぶんたくさん書いてしまいましたね。
まぁ他にも色々ありますが、今回はこの辺で……。
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さて、では更に盛りだくさんで大喜利のコーナーにしましょう!
お楽しみください!