ブログネタ:雪遊び、雪合戦、かまくらどれをしてみたい?
ミッキー
たまには雪で遊んでみたいな
ミニー
あら、どういう事かしら
ミッキー
いや、そのままの意味だぞ。東京はたまにしか大雪にならないからな
ミニー
ええ、そうね。それでどんな遊びがしたいのかしら?
ミッキー
まぁ定番は雪合戦だろうな
ミニー
あらそう。東京では大雪は遊びの対象で、何だか普段よりテンションが上がってしまって無性に楽しくなってしまう、というカンジかしら。一方、東北や北陸や北海道などの雪深い地域では生活を脅かす厄介な存在と捉えているかもしれないわね。交通事情に大きく影響するし、雪かきや雪下ろしなんて雪が降らなければやらなくて済むし、ただ無駄な労力が増えるだけだと思うわ。そして沖縄の人は何が何だか分からないでしょうからちょっと黙っていてもらうしかないわね
ミッキー
えーと、今のは何だったんだ?僕は雪合戦の話を……
ミニー
ええ、だから大雪が降るという状況についてどう認識しているか議論を戦わせてみたじゃないの。沖縄の人が余計なちょっかいを出してきたから話が全くまとまらなかったみたいだけれど。結局他の地域の人達の生活なんてどうでも良いと思っている身勝手な人達が集まって一つの国を形成しているだけなのかもしれないわね。大事なのは雪が降るかどうかではなくて、他人の考えに歩み寄ってみるという勇気を奮う事なんじゃないかしら
ミッキー
……何なんだその話は……沖縄の人の扱いが酷いような気もするし……
ミニー
何をごにょごにょ雪合戦は無闇に攻めたりせずに戦術を組んで守りを固める事が大事だとチームメイトにアピールしたのに全て無視されてしまって、こうなったらバカみたいに敵陣に突撃していくチームメイト達が見事に玉砕するのを見届けてやろうと弾除けの塹壕に身を潜めていたら、チームメイト達はどんどん敵を倒して最終的には隠れていただけで優勝してしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかく雪合戦があなたの思い描いている雪合戦だけだと思ったら大間違いよ。既存の概念に捉われている人は嫌いよ
ミッキー
まぁじゃぁそういう事で良いけど……他には雪と言えば雪だるまも定番だろうな
ミニー
あらそう。雨が凍っただけでどうしてこんなに神秘的な姿に変わるのかと思いを寄せている最中に雪が唇に降ってきて、その冷たさに一層自然の偉大さを痛感していたところ、こうなったら冬も夏も関係なく雪を使ってカキ氷を食べようと思い立つのよ。ところが冬だからもうどのお店でもカキ氷用のシロップを売っていなくて、探しに探した結果、もう砂糖水で食べるしかないと決意するわ。実際に食べてみると想像よりベチャベチャして美味しくなくて何だかもどかしい気持ちになっていたら、テレビ番組で【雪を食べるのは大気中のゴミを食べているようなものだ】という衝撃の事実を言っているのを聞いてしまうのよ。どうして雪が降る予報が出ていた今日ではなくて昨日のうちにテレビで注意を促してくれなかったのかと怒り狂った結果、何だか頭が痛くなって熱っぽくなって寝込んでしまうわ。熱くて頭がボーっとするから氷嚢を乗せて寝ようと思ったものの、冷凍庫に氷が無くて途方に暮れていると、彼は外にたくさん雪が積もっている事を思い出して、早速彼は外に出てビニール袋に雪をたくさん入れて持ち帰って、袋を頭に乗せて寝ようとしたものの、何だか形が崩れてあまり冷たくなくて、もう雪はこりごりだと思いつつ眠りにつくのよ。そんな彼は夢の中で白銀の世界へと降り立って、雪の妖精と出会う……
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!いつまで続くんだこの話は?
ミニー
あら、いつまでだって続くわよ。雪というテーマでだるまのように話を大きくし続ける遊びだもの
ミッキー
そ、そっか。いつまでも続けるつもりだったのか……早めに止めて良かった……僕が思ってる雪だるまと全然違うぞ
ミニー
ええ、そうでしょうね。既存の概念に捉われているあなたと一緒にしないでちょうだい。少しでも視野を広げれば新しい世界が雪だるまみたいに脳にまとわりついてくるわよ。って、誰が出来損ないのおはぎが二つ並んだような真っ黒な雪だるまみたいな女なのかしら、失礼な
ミッキー
僕は何も言ってないだろ!全く。雪で遊ぶ話をしようと思ったんだけど全然違う展開になっちゃったな
ミニー
あら、そうでもないわよ。私は雪で遊んだもの
ミッキー
うーん、雪を使って言葉遊びした、ってカンジか?でもそれなら雪じゃなくても出来そうな気もするけど
ミニー
違うわよ。私はユッキーで遊んだもの、って言ったの。あなたの事よ
ミッキー
僕はミッキーだぞ!
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