乃木坂46 執筆日記 観劇

乃木坂46齋藤飛鳥主演舞台「あさひなぐ」を観た感想

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どうも公認会話士です。

乃木坂46のメンバーが多数出演する舞台「あさひなぐ」を観てきましたので、感想などを書いていきたいと思います。
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「あさひなぐ」とは

原作はこざき亜衣氏が連載している漫画です。
公式ホームページの説明では、

“美の武道”と言われる“薙刀(なぎなた)”に、青春の全てをかけた少女たちの成長物語。2014年度に<第60回小学館漫画賞(一般向け部門)>を 受賞し、現在も週刊ビッグコミックスピリッツ連載中の大人気漫画作品。

主人公は、二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)。中学まで美術部だった旭は、「(競技人口が少なくインターハイに出やすい)薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!」といううたい文句に惹かれ、薙刀部に入部する。圧倒的な強さを誇る憧れの先輩・宮路真春(みやじ・まはる)、同じ一年生で剣道経験者の八十村将子(やそむら・しょうこ)、長身のお嬢様・紺野さくら(こんの・さくら)ら、薙刀部の仲間たちと 共に過酷な練習の日々を送る。目指すはインターハイ全国大会!

との事。

簡単に言うと、マイナー且つ日本の伝統的な題材を扱った女子高生が主役のスポ根漫画というカンジですね。
女子部員しかいない、という違いはありますが、「ちはやふる」を彷彿とさせます(カルタ取りはれっきとしたスポーツです)。

部活動なので同じ部の部員もいますし、対戦相手もいます。同じ年代の個性的な役者が多数必要になるこの手の舞台はまさに乃木坂46のようなアイドルグループに打ってつけの仕事と言えます。

EXシアター六本木

ちなみに今回の舞台の日程ですが、

5月20日(土)~5月31日(水)東京・EXシアター六本木
6月2日(金)~6月5日(月)大阪・森ノ宮ピロティホール
6月9日(金)~6月11日(日)名古屋・愛知県芸術劇場・大ホール

というスケジュールで上演されます。3都市公演とはいえ、各地ともちょっと短いですね。
多方面で活躍する乃木坂メンバーを集めてスケジュール調整するのはそれだけ難航するのかもしれません。
ちなみにチケットは恐らくもう完売で、私が行った日は当日券の販売も無かったようです。

余談ですが、今回初めてEXシアターに行ったんですが、思ったよりも六本木駅から遠かったです。
六本木駅の2番出口から六本木通り沿いを真っ直ぐ西麻布方向へ歩くだけなので迷うはずがない!と高をくくってたんですが、「あら?通り過ぎた?」と不安になる程度に遠かったです。
目安としては、六本木通りの反対車線側にずっと見えている六本木ヒルズを全部通り過ぎて信号を渡るとようやく到着、ってカンジでしょうか。

観た感想

さて、とにもかくにもストーリーをネタバレしないように、観た感想ですが、皆結構薙刀の稽古をしっかりしてきたなぁ、という印象です。殺陣というか何というか、試合のシーンもまぁまぁちゃんとしてます。
もちろん実際の薙刀の試合とはスピード感や迫力が全然違うんでしょうが、客席の目の前で長い薙刀を本気で振り回すのも危ないでしょうからね。

物語は王道のスポ根物ってカンジで、小さくて鈍臭い主人公・東島旭の成長譚です。恐らく原作ではそれぞれの登場人物の背景も細かく描かれていて、どのキャラにも感情移入出来るようになってるんじゃないかと思いますが、この舞台に関してはそこまで周囲のキャラを深く掘り下げている時間もないので、東島旭になったつもりで観るのが正しい観方と言えそうです。

会話のシーンでは笑いの要素もたくさん散りばめてあって楽しかったです。乃木坂46ならではの冗談も出てきて、やはりそこは客席の笑い声も大きかったです。
肩肘張らずに乃木坂メンバーのカッコカワイイ姿を堪能する、そんな舞台でした。

ちなみに私は原作は読んでないですが、展開についていけずに置いていかれるような事は無かったので、読んでなくても問題ないと思います。逆に読んでいる人がどんな感想を抱いたのかも興味深いカンジですが……。

乃木坂46ファンとしての感想

さて、では各メンバーの感想を述べていきましょう。

~二ツ坂高校~

齋藤飛鳥(東島旭)……舞台初主演という事で、インタビューでは「緊張してる」と言ってましたが、本番では緊張感もぎこちなさも一切見られず、流石だなぁと思いました。
ラジオなどに出演して話してるのを聴いていると、見た目よりもよっぽど肝が据わっていて賢い人なんだな、という印象を受けるので。どこか厭世観、虚無感を漂わせる物言いをする飛鳥さんは旭がへこたれた時を演じている時が真骨頂。人を惹き付ける魅力がマックスになると思います。
そしていつもいじられる顔の小ささは舞台では逆に弱点になりそうなんですが、周りのメンバーも普通に顔が小さいので特に問題なかったです。でもやっぱり真琴つばささん(寿慶)みたいに目鼻立ちのくっきりした人は舞台映えするなぁ、とも感じました。

井上小百合(八十村将子)……以前観た「墓場、女子高生」の時は起伏の激しい役でしたが、今回は一貫して強気で喧嘩っ早いキャラ。普段は声を荒げたりせず、可愛い声でとんでもない毒を吐く井上さんですが、今回の舞台では一本気で力強いキャラで、その迫力に圧倒されました。
何だかどんなキャラを演じさせてもしっかりハマるので、今後は更にどんどん違うキャラを演じさせて欲しい人ですね。楽しみです。

新内眞衣(紺野さくら)……彼女も「墓場、女子高生」で観て以来二度目ですが、前回のツッコミキャラと打って変わって完全にボケキャラです。普段はメンバーのお姉さんみたいな存在(メンバーからはお婆さんのように扱われてますが)である最年長の新内さんなので、ツッコミキャラの方がきっと素に近くて演じやすいんじゃないかと思いますが、ボケキャラは良い意味でタガが外れて、やればやるほどハマりそうな予感。
でもやっぱり女子高生役はそろそろ限界?まぁでも今回は制服姿で演じる内容ではなかったのでセーフでしょうか。

若月佑美(宮路真春)……生田絵梨花さんと並んで、メンバーで最も舞台の仕事に力を入れている若月さん。ずーっと観たかったのにチケットに外れたり予定が合わなかったりだったんですが、今回ようやく観れました!溜まりに溜まった「若月さんを観たい!」という想いが強過ぎて、出てきただけで感動してしまいました。
メンバー一の男前(?)の若月さんなので、無敗で最強の先輩役はまさにハマり役ですね。インタビューでは「私とは正反対な性格」と謙遜してましたが、役のキャラ的にも、舞台経験豊富な点からしても、何とも堂々としたもんです。
まぁだからこそ違う役の若月さんも観てみたいわけですが。今後もじゃんじゃん女優の仕事を入れてあげてください!

生駒里奈(野上えり)……最も台詞が多い薙刀部の部長役。皆がやりやすいように回して、状況を整理してまとめて次の展開を引き出す。陰でサポート役として動く事も出来るし、皆が困った時は矢面に立つ事も出来る、とまぁ彼女が普段乃木坂46の中でやっている役回りとほとんど同じかもしれません。そんな万能選手の生駒ちゃんのおかげで、メンバー全員が安心してのびのび演技しているようにも見えました。
乃木坂メンバーは全員好きなんですが、ついつい目で追ってしまうのは生駒ちゃんで、やっぱり私は生駒ちゃんが一番好きなんだなぁ、と実感しました。
テレビの出演本数が多くて大変だと思いますが、今後もこうして舞台の仕事をコンスタントに続けて欲しいですね。

~國陵高校~

堀未央奈(一堂寧々)……宮路真春をライバル視する最強薙刀士の役です。彼女は今作品の圧倒的MVPでしょう。役柄に恵まれたとかいうレベルではありません。きっと他の誰がこの役を演じても、彼女のように鬼気迫った迫力は出せなかったんじゃないかと思います。
出演者は同じ乃木坂46のメンバーが多く、観客も恐らくほとんど乃木坂ファンという、良い意味でも悪い意味でもちょっとなぁなぁの雰囲気になりそうな舞台上を思い切り緊迫感のある空気に引き締めてくれました。
ラジオのMCではいつものほほんと気の抜けた事ばかり言っていた堀さん(褒め言葉ですよ)ですが、今後は女優・堀未央奈としてもファンになってしまいました。
個人的にはデビュー時のようなロングヘア姿だった事も嬉しかったです。

衛藤美彩(寒河江純)……ライバル校の先輩役という事で、どうしても他のメンバーよりも出演シーンが短かったですが、一堂寧々のキャラを際立たせる優しい物腰の先輩という重要な役どころ。まぁ普段のキャラそのままという印象もあり、ハマり役だったと思います。
でもやっぱりそうなると次回は他のキャラを演じているところを見てみたいですね。すんごいクールな女殺人鬼とか?

北野日奈子(的林つぐみ)……彼女もどうしても出番が少なめでしたが、仲間と迎合しない一堂寧々を叱りつける重要な役どころです。普段は何をしてても常にニコニコしてる北野さんがずっと怒ってるのは結構新鮮でした。
本来はキツく怒った自分自身が面白くなってついニコッとしてしまうような性格だと思いますが、舞台上ではずっと引き締まった表情をしてて、「なぁんだ、ちゃんと出来るじゃん」と思いました。すみません、上から目線で馬鹿にしてるわけではなく、北野さんってそれくらい親しみやすくて愛らしいキャラをしてるもので。

戦利品

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パンフレットとクリアファイルとステッカーと、生駒ちゃんのアクリルスタンド(3猫にすぐ破壊されるのは目に見えてるので、組み立ててません)を購入しました。
他の乃木坂の舞台公演と同様、グッズの購入だけならチケットを持ってなくても出来るようです。

後は9月22日から西野七瀬さん主演で公開される「映画版・あさひなぐ」の先行チケットカードも購入してきました!
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こっちも今から楽しみです。

以上、舞台「あさひなぐ」の感想でした!
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