人と接するたびに捨てるに捨てられないものが溜まっていくのが人生?

   

ブログネタ:捨てられずにためてしまうものは?

ミッキー
つい捨てられずに溜まっちゃうものってあるよな
ミニー
ちょっと、私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
えっ?会話出来ないじゃないか
ミニー
うるさいわね。どうせ【今まで彼女に対する不満を溜めに溜めてきたものの、いざ捨てようとしたらその不満がどういうわけか真っ黒な濃い霧のようになって全く離れてくれない。このままでは人生も視界も光が当たらずに、隣の不気味な女と一緒にコウモリのような生活をしなければならなくなりそうだ。もう別れて捨ててしまいたいのにのらりくらりと煙のように別れ話を避けたりして、とっとと自ら察して離れてくれないだろうか】と言おうと思ったんでしょう?どうして私とあなたが夜な夜な真っ黒な服を着て電柱にぶら下がって生活しなければならないのかしら、失礼な
ミッキー
何を言ってるのかわけが分からないぞ!僕がお前を捨てるわけないだろ!何があってもずっと傍にいて欲しいぞ!
ミニー
……うるさいわね。そうやって妙な言葉を言えば私の集中力が切れて電柱から落下すると思ったら大間違いよ。闇に紛れる真夜中のカラスの実力を甘く見ないでちょうだい
ミッキー
だから何を言ってるのか……コウモリじゃなくてカラスになっちゃってるし……
ミニー
何をごにょごにょ前世を見る事が出来るという有名な占い師に見てもらったところ、【あなたの前世は鳥目です】と言われて、【鳥目じゃなくて鳥なんじゃないですか】と反論したら、【あなたのせいで鳥目という概念が生まれてしまって、世界中の鳥類が不自由な生活を強いられる事になった。あなたは全ての鳥類の敵です】と断言されて、何だかその日からずっと鳥に命を狙われているような気がして真夜中しか外出出来なくなってしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。それで結局何の話だったのかしら?わけの分からない話題は捨ててしまって新しい話題にした方が良いんじゃないかしら
ミッキー
いや、だからそのつい捨てられないものについて訊こうと思ったんだけど……お前はいらないと思えばすぐに捨てられる性格っぽいな
ミニー
ええ、そうね。今まで過ごしてきた過去だって人間関係だって捨ててしまったわよ。どうして品川区のあの男女の下に住んでいるのか、経緯がさっぱり分からないわね
ミッキー
……お前は一緒に住んでるのが両親なのかどうかの記憶まで捨てちゃったのか?全く……両親が聞いたらショックを受けると思うぞ
ミニー
あら、そうかしら。本当の両親ではないのに家族だと思い込んで生活していたのが明るみになる方が悲惨なんじゃないかしら。例えばあなただって病院で隣の赤ちゃんと間違われたけれど、誰も気付いていないものね
ミッキー
こら!妙な事を言わないでくれ!誰も気付いてないのにどうしてお前が知ってるんだ!
ミニー
うるさいわね。あなたの事なんて生まれた時から何もかもお見通しだと言っているじゃないの。私の方が先に生まれたんだし、しっかり病院で間違われる様子も目にしていたわよ。残念だったわね
ミッキー
生後数ヶ月の赤ちゃんがどうやって品川区から板橋区の病院まで僕を見に来るんだ……全く。とにかく、じゃぁあえて訊くけど、そんなお前にも捨てられない過去ってあるのか?
ミニー
ええ、そうね。会話をしているからにはどうしても発言の最初と最後につけなければならないわ。でも今は漫画のような吹き出しで表現出来るようになってついに捨てる事に成功したわね
ミッキー
括弧じゃなくて過去の話をしてるんだぞ!
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。私達のような存在は基本的に括弧のおかげで発言出来ているクセに何を興奮しているのかしら。永遠に私の独り言のままでも構わないのよ
ミッキー
一度も括弧を閉じる事無く話し続ける、みたいな意味か……それはスゴイな……って、そうじゃなくて、捨てられない過去について……
ミニー
しつこいわね。それについてはもう話したから良いじゃないの。あなたとの過去よ
ミッキー
ううっ、そっか。僕が生まれた時の話は言い過ぎにしても、出会ってから一緒に過ごしてきた全ての時間を大切に思ってくれてるんだな……感激だ
ミニー
……違うわよ。あなたの括弧よ、って言ったの。やはり一人で話し続けるのは疲れてしまうものね
ミッキー
全く素直じゃない!

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