本当は恐ろしい昔話、金太郎と赤ずきんちゃんとシンデレラに隠された真実?

   

ブログネタ:子供の頃、夢中で読んだ絵本は?

ミッキー
お前も子供の頃は絵本を読んだりしたのか?
ミニー
何よ、突然、気持ち悪いわね。まさか私がこの世に誕生した瞬間から今のような高校生くらいの成長度を持ち合わせた存在だと思ってるんじゃないでしょうね。私にだって子供の頃は……一応設定ではあったという話になっているのよ
ミッキー
いや、ただどんな絵本を読んで育ったのかを訊きたかっただけで、別に変な意味は無いぞ。それに設定も何も僕達はれっきとした人間だし……まぁ怪しい展開になりそうだから辞めておこう。とにかくどんな絵本を読んだ事があるのか知りたいな
ミニー
あらそう。いよいよ私のする事が何もかも、過去も含めて気になってしまっているのね。もしかして四六時中私を監視したり束縛したりするつもりじゃないでしょうね。今では自由なんて世界中を見渡しても理想を謳っているだけに過ぎない形骸化された言葉に成り果てているけれど、私は自分の思った通りの行動しか出来ないわよ。悪かったわね
ミッキー
……何だか深い話になってるけど、僕を監視してるのはお前の方じゃ……いや、何でもない。別にお前が思った通りにしたいなら好きにしてくれて構わないぞ。それよりどんな絵本を読んだのか聞きたいんだけどな
ミニー
しつこいわね。絵本の種類だってそんなに多くないし、特に奇抜なものなんて無いわよ。例えば、むかしむかしある山奥に子供が住んでいたのよ。彼はとても力持ちで、大人を相手に相撲をとっても全く負ける事がなくて、やがて近所には歯ごたえや手ごたえのある相手がいない、という答えに行き着いてしまうわ。退屈した彼は母親からまさかりをもらって、余りある体力を使って山奥で木をなぎ倒して遊び始めるのよ。すると森を荒らされた熊が怒ってやってきて、彼はこてんぱんにやられてしまうわ
ミッキー
あれ?熊をやっつけて家来にするはずじゃ……
ミニー
うるさいわね。あなたが何を知っているのか知らないけれど、話はまだ途中じゃないの。力任せでは上手くいかないと悟った彼は、なぎ倒した木を売って猟銃を手に入れて熊を退治するのよ。その後も川に橋が架かっていないのを見るや、木を売ってすぐに橋を建設したりするわ。その手腕を見ていた木こりにスカウトされて、彼は軍師として武将に仕えるのよ。実は木こりは戦を控えた有名な武将だったわけね。その後も彼は主に経済的な面で類稀な才能を発揮し続けて国が栄える事に貢献した。というお話よ
ミッキー
何となくところどころ微妙に違う気がするけど……確か怪力を活かして有名な侍になったはずなんだけどな。金太郎の事を言ってたんだろ?
ミニー
違うわよ。金太郎(カネタロウ)よ。どう考えてもお金が全ての拝金主義の世の中を語った内容じゃないの
ミッキー
何だその話!とても子供に読ませるようなテーマじゃないと思うぞ!
ミニー
うるさいわね。子供のうちから現実を知っておいた方が良いのよ。他の話もあるから聞いてちょうだい。むかしむかし、あるところに幼いうちから頭巾を被って過ごしていた女の子がいたのよ。ある日お母さんに呼ばれた彼女は風邪を引いたお祖母ちゃんのお見舞いに行くように頼まれるわ
ミッキー
なるほど。今度はまともそうだ
ミニー
ところがいざ行ってみると、お祖母ちゃんは風邪なんて引いていなくてピンピンしていて、しかもとてつもないスパルタ教育の人で、女の子に家中の掃除を命じるわ。お母さんとお祖母ちゃんがグルになって騙したのよ。掃除を命じたわりにはろくに掃除道具もなくて、女の子は一枚の雑巾だけしか渡されないわ。何年も掃除をしていなかった家はどれだけ拭いても磨いても中々綺麗にならなくて、そこまで苦労なく育てられた女の子の柔らかい手はみるみる肌が荒れてきてしまうのよ
ミッキー
何か途中からどっちかというとシンデレラみたいになってきてるな……
ミニー
うるさいわね。あなたが何を知っているのか知らないけれど、まだ途中じゃないの。ついには雑巾もぼろぼろになってしまって、仕方なく女の子は頭巾を雑巾代わりにして掃除を続けるわ。何度も冷たい水で絞ったりゆすいだりした手が悲鳴を上げて、ついにひび割れて出血してしまうのよ。白かった頭巾が徐々に血に染まって、ゆすいでも落ちない汚れになって、掃除が終わる頃には真っ赤な血染めの雑巾に成り果てていたわ
ミッキー
全然違うけど……赤ずきんの話をしてたんだよな?
ミニー
違うわよ。どう考えても赤雑巾(あかぞうきん)じゃないの。もしくは赤布巾(あかふきん)でも良いわよ
ミッキー
なるほど……全然オオカミが出てこなかったしな。本来お祖母さんは食べられちゃうんだぞ。って、完全に違う物語に文句を言っても仕方ないけどさ
ミニー
あら、お母さんもお祖母ちゃんもまるでオオカミのような恐ろしい性格をしていたじゃないの。狼少年のようなウソツキ、とも言えるわね。物語にはまだ続きがあって、中盤以降は赤雑巾ちゃんの復讐劇が始まるわよ。人は成長して大人になると誰もがオオカミになる、という教訓と注意喚起がテーマとして書かれているわけね
ミッキー
オオカミが最後にこらしめられるのは同じってわけか……って、どこで売ってるんだよ、その絵本は
ミニー
あら、何を言っているのかしら。私が考えたに決まってるじゃないの。一番最初に【子供の頃に一応設定から書いたという話を持っているわよ】って言ったでしょう?ほんの少し言い間違えてしまったかもしれないけれど
ミッキー
なんと今日は最初から言い間違えてたのか!っていうか子供の頃にそんな内容の絵本を書いてたんだな……

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