どうも公認会話士です。
先週に引き続き、今週も舞台を観てきました。
元能年玲奈(本名に「元」がつくのも不思議ですが)であるのんさん主演、宮藤官九郎さん作・演出の「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」です。
スポンサーリンク
公演情報
東京公演
2021年8月9日(月) ~ 2021年8月31日(火)
PARCO劇場
大阪公演
2021年9月4日(土) ~ 2021年9月12日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
宮城公演
2021年9月15日(水) ~ 2021年9月17日(金)
電力ホール
というわけで、約一ヶ月間で3都市を回る公演です。
感染拡大防止の観点から、8月3日以降、チケットは一切販売してないそうです(当日券もありません)。
公式ホームページ
作品情報
2009年のメカロックオペラ『R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~』、
2013年のバカロックオペラバカ『高校中パニック!小激突!!』、
2016年のステキロックオペラ『サンバイザー兄弟』に続く、2021年はマジロックオペラ!
日本の後世に残る、パワフルでスリリングな舞台作品を世に送り出す“大パルコ人”は、大人計画とパルコが共同プロデュースする、宮藤官九郎作・演出のオリジナルロックオペラのシリーズです。
映画、テレビドラマ、音楽、エッセイなど、ジャンルを超えて活躍し続ける宮藤官九郎が、ホームグラウンドともいえる舞台で、思う存分本領を発揮します!2044年の渋谷、2022年の渋谷、2033年の池袋を舞台に暴れまくった“大パルコ人”シリーズ 第4弾の舞台は、11年前の戦争(『R2C2』)で一度崩壊した2055年の渋谷。
特殊な能力と共通の悩みを持つ浮浪児たちが出会い、双子のDJポリス、浮浪児を利用してのし上ろうと目論むカリスマ・育メン・ポップシンガーらと関わりながら成長していく。
やがて「世界を救う」という壮大なテーマを背負い、能力と羞恥心の狭間で葛藤する若者たち。
怒髪天・上原子友康のオリジナル楽曲にのせて、今回も桁違いのバカバカしさと感動が炸裂します!
キャストには宮藤官九郎が推すフレッシュなメンバー、そして頼もしい面々が揃いました。
まずは、ドラマ史に残るヒット作となったNHK朝ドラ『あまちゃん』(13年)以来の宮藤とのタッグとなるのん。
そして様々なクリエーターに愛されNetflix『今際の国のアリス』(20年)に出演、NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(21年)、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』『孤狼の血 LEVEL2』(21年)が控えるなど大活躍中の村上虹郎。
映画『TOKYO TRIBE』(14年)の主題歌、出演で鮮烈な印象を残したYOUNG DAIS。バラエティはもちろん、ドラマ、舞台『大地』(20年)映画『みをつくし料理帖』など出演し、常にフルスロットルの藤井隆。
勿論“大パルコ人”シリーズの欠かせないレギュラーメンバーも出演。
『鎌塚氏シリーズ』(11~19年)など舞台での活躍と共に『監察医 朝顔』(21年)などドラマでも引っ張りだこの三宅弘城、近年の宮藤作・演出の舞台作品に最も多く出演する少路勇介が芝居に歌に演奏に大活躍。
人気ロック・バンド『JAPAN-狂撃-SPECIAL』を経て『∴(さんてん)』等で音楽活動を展開するよーかいくんは大パルコ人②より3回目の出演。
加えて初参加となるのは、『女殺油地獄』(19年)で歌舞伎に出演、『本多劇場物語』でオリジナル講談に挑戦しその幅広い実力を披露した荒川良々と、TBSラジオ『ACTION』パーソナリティなど、勢いのあるトークにも定評がある伊勢志摩。
そして宮藤官九郎はギター演奏でも舞台を盛り上げます。
どうぞご期待ください!
(公式ホームページより)
というわけで、過去にあった3作品の流れを汲む作品のようですが、私は今回が初見なので世界観や物語にすんなり入っていけるかどうかちょっと心配ではあります。
とはいえ突き抜けたコメディっぽいので、細かい事は気にせず楽しんでしまおう、みたいなカンジですかね。
過去3作品を観てなくても理解出来るのかどうか、そこは感想で述べたいと思います。
パルコ劇場
舞台の感想の前に、東京公演の会場となるPARCO劇場を紹介しておきましょう。
名前の通り渋谷パルコの中(8階)にある劇場で、2019年11月にリニューアルされたばかりです。
客席数が458から636に増え、小規模から中規模の劇場になりました。
私は「ショーガール」を観て以来、2度目です。
今回は前の方の席だったので持っていかなかったですが、後ろの方の席の方はオペラグラスを持っていく方が良いでしょう。
席の良し悪しに関係なく演者の表情がよく見えるようになるので、観劇の満足度がグッと上がります。
軽くて倍率がほどほどのオペラグラスがオススメです。
舞台の感想
ではなるべくネタバレしないように舞台の感想を。
まず、前作までは観てなくても全く問題無かったです。
映像のみで出演する出演者などは、もしかして前作との繋がりがあったりするのかな?とは思いましたが、物語が分からなくなるようなシーンはありませんでした。
それより何より、物凄く面白かったです。
映像も演出もセリフも動きも顔も声も、少しでも面白く出来る要素があるなら全部面白くしてしまおう、という気合いと熱意を感じました。
展開も早くやり取りもめちゃくちゃで登場人物も目まぐるしく、ストーリーがほとんど無いようにも感じられますが、ちゃんと一つの物語として成立してるのが凄いなと思いました。
とてもテレビでは流せないような時事ネタやブラックジョークなども満載で、誰でも必ず満足出来るんじゃないかと思います。
主演ののんさんも豪華な脇役陣に負けず劣らず芸達者で素晴らしかったです。
今後もどんどん色んな作品に出演して欲しいと思います!
以上、舞台「愛が世界を救います」の感想でした!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら