ブログネタ:二度寝は罪悪感ある? 参加中
「二度寝ってどうすればしなくて済むんだろうな?」
「引っぱたくわよ」
「何でだよ!変な事は言ってないぞ!」
「うるさいわね。どうせ【この変な女が朝から待っていると思うと、目が覚めてもつい身体が拒絶反応を示してまた眠ろうとしてしまう。これでもし遅刻して僕 が担任から怒られたんじゃ割に合わない。今後僕が遅刻した時は、お前に僕の変装をして過ごしてもらうから、その真っ黒な雰囲気を作り変えてバレないように しておけ。この何色を塗っても黒にしか見えない、ブラックホールが裸足で逃げ出すような女め】と言おうと思ったんでしょう?あなたの言いたい事は何もかも お見通しよ」
「そんな事言うわけないだろ!逆にお前に会いたいから遅刻せずにちゃんと通ってるんだぞ!」
「……うるさいわね。そんな言葉で私の感情が目覚めると思ったら大間違いよ。それどころか子守唄のように眠ってしまうんじゃないかしら。私に近寄らないでちょうだい」
「ちょ、ちょっと待った!離れる理由が分からないぞ!」
「まぁ、突然手を掴んだりして、何を考えているのかしら。警察組織も法律も眠ってしまったんじゃないでしょうね」
「いや、出来たら傍にいて欲しいぞ。お前が離れたら僕は……って、痛ててててて!いきなり爪を立てないでくれ!」
「うるさいわね。おかげで目が覚めたんじゃないかしら?二度寝せずに済んでよかったわね」
「いや、最初から目は覚めてたぞ。お前と話してるのに突然寝たりしないぞ」
「あらそう。その割には今日も既に何度も何度も眠ったり起きたりを繰り返しているみたいだけれど、どういう認識なのかしらね」
「え?どういう事だ?今日は二度寝なんてしてないぞ」
「あら、そうかしら。今もまた目をつぶっていたじゃないの。ずいぶんせわしなく睡眠と覚醒を繰り返しているわね」
「まばたきのたびに意識なんてなくならないぞ!それじゃ二度寝どころじゃ済まないじゃないか!」
「うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。冗談と不真面目を繰り返していて悪かったわね」
「……それじゃまともに会話してる瞬間が全くないじゃないか……いくらなんでも酷過ぎるぞ」
「あらそう。とにかく話題が一度眠ればまた違う話題になるんじゃないかしら。確かそんな話をしていたものね」
「まぁ話題の二度寝って言われてもよく分からないけど、よし、じゃぁ改めて仕切り直しだな」
「フライドポテトはどうして二度揚げしても美味しいのかしらね」
「こら!仕切り直しし過ぎて話題が変わっちゃってるじゃないか!って、痛ててててて!どうして爪を立てるんだ!?」
「うるさいわね。二度寝の話題が眠ってしまったから起こしていただけじゃないの。きっと二度寝はこうして衝撃を与えるのが効果的じゃないかしら」
「まぁ最初に起きる時に一気に目が覚めれば二度寝はしないだろうからな。でも実際にはどうすれば良いんだろうな?」
「あら、それは簡単よ。痛くすれば良いのよ」
「いや、そりゃさっきみたいに爪を立てられたら目が覚めると思うけど……じゃぁもし将来一緒に暮らしたらそうやって僕を起こすつもりなのか?」
「違うわよ。いなくなれば良いのよ、って言ったの。そうすれば驚いて目が覚めるでしょうからね」
「ああ、なるほど。目が覚めたら一緒に寝てたはずのお前がいなくなってるわけか。それは確かに一番効果的かもしれないな。でも寝起きから心臓に悪そうだな……」
「違うわよ。どうして私がいなくならなければならないのかしら。あなたが毎日見知らぬ土地で目覚めるのよ」
「僕が寝てる間にどうやって知らない土地まで移動させるつもりなんだ!?」
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