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だから俺はクリスマスが嫌いなんだ:12月24日その1
2015/12/24 -【無料小説】, だから俺はクリスマスが嫌いなんだ, 恋愛小説
「どどど、どうなってんだこりゃ!?」 12月24日。 ピピピピピ。 目覚ましが鳴り、目を開ける。 何だか部屋が暗い。 普段は目覚ましが鳴る時間はもうとっくに日の出を迎えており、遮光カーテン越しでも部屋 ...
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だから俺はクリスマスが嫌いなんだ:12月24日その2
2015/12/24 -【無料小説】, だから俺はクリスマスが嫌いなんだ, 恋愛小説
今日も食パンを焼いていると、においに釣られてアンナが目を覚ました。 まだ寝惚けているようで、ベッドに寝転びながら薄目を開けて状況を確認している。 「おはよう。食べるか?」 「うー。食べさせて」 「そっ ...
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だから俺はクリスマスが嫌いなんだ:12月24日その3
2015/12/24 -【無料小説】, だから俺はクリスマスが嫌いなんだ, 恋愛小説
今日も会社ではどこか心ここにあらずな状態で過ごし、失敗や反省を繰り返しながら終業の時間を迎え、慌てて会社を後にした。 子供の頃に誰よりも早く教室を後にしていた俺の身体は、意外とまだ衰えてなかったらしい ...
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だから俺はクリスマスが嫌いなんだ:12月23日その1
2015/12/23 -【無料小説】, だから俺はクリスマスが嫌いなんだ, 恋愛小説
「それではまた3学期に会いましょう。起立。礼!」 礼なんてせずに、足早に教室を後にする。 2学期が終わった今日は12月24日。 クリスマスイブ。 そんなものは目に入れないように、耳に入れないように、家 ...
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だから俺はクリスマスが嫌いなんだ:12月23日その2
2015/12/23 -【無料小説】, だから俺はクリスマスが嫌いなんだ, 恋愛小説
というわけで改めて、12月23日。 俺は結局朝食の時間まで寝る事はせず、パソコンで時間を潰した。 家出人のニュースとか、日本での人身売買の噂話とか、そういうのを調べたかったのである。 でもやはりネット ...
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だから俺はクリスマスが嫌いなんだ:12月23日その3
2015/12/23 -【無料小説】, だから俺はクリスマスが嫌いなんだ, 恋愛小説
電灯のスイッチを入れ、部屋の中が照らされると、一瞬で違和感に襲われた。 朝、アンナとパンを食べた時とは明らかに部屋の様子が異なる。 物で溢れ返っている。 という表現が果たして正しいのかどうか分からない ...