どうも公認会話士です。
今月も舞台を観てきました。
高畑充希さんが主演するミュージカル「ウェイトレス」です。
この作品の原作は、アメリカ映画「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」(2007年)をベースに製作された、ブロードウェイミュージカルです。
2016年にブロードウェイで上演が始まると、瞬く間に記録的興行成績を上げたそうで、その人気作がいよいよ日本初公演になったので観てきました。
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公演情報
東京公演
3月9日~30日
日生劇場
福岡公演
4月4日~11日
博多座
大阪公演
4月15日~19日
梅田芸術劇場メインホール
名古屋公演
4月29日~5月2日
御園座
という事で、4都市で約2ヶ月間に渡って公演されます。
このご時世にこれだけの大規模公演を予定するあたり、この作品の期待度が分かりますね。
当日券があるかどうかは分からないですが、キャンセルからリセールされるチケットがあるかもしれないので、興味のある方は公式ホームページからどうぞ!
上演時間:2時間45分(休憩25分含む)
あらすじ
アメリカ南部の田舎町。
そこにとびきりのパイを出すと評判のレストランがある。
ウェイトレスのジェナ(高畑充希)はダメ男の夫・アール(渡辺大輔)の束縛で辛い生活から現実逃避するかのように、自分の頭にひらめくパイを作り続ける。
そんなある日、アールの子を妊娠していることに気付く。
訪れた産婦人科の若いポマター医師(宮野真守)に、「妊娠は嬉しくないけど産む」と正直に身の上を打ち明ける。ジェナのウェイトレス仲間も、それぞれ自分のことで悩む日々。
ドーン(宮澤エマ)は、オタクの自分を受け入れてくれる男性がこの世にいるのかと恋愛に臆病だが、出会いを求め投稿したプロフィール欄にオギー(おばたのお兄さん)からメッセージが届き困惑する。
また、姉御肌のベッキー(Wキャスト:LiLiCo/浦嶋りんこ)は、料理人のカル(勝矢)と毎日のように言い争っている。
ベッキーは病気の夫の看病と仕事を両立しているのだった。
ある日、店のオーナーのジョー(佐藤正宏)が、ジェナに「全国パイづくりコンテストに出場し、賞金を稼いだらどうか?」と提案する。
その言葉をきっかけに、ジェナは優勝して賞金を獲得できたら、アールと別れようと強く決心する。
診察を受け、身の上話を語るうちに、ポマター医師に惹かれはじめるジェナ。
ポマター医師もまた、ジェナへの想いを抑えられず、二人はお互いが既婚者と知りながら、一線を越えてしまうのだった。
そして、ジェナの出産の日は、刻一刻と近づいていく……。
(公式ホームページより)
というわけで、女性が女性として生きていく事の苦悩とか悩みみたいなものを扱った作品ですね。
過剰なほどに男女平等を求められる事も多い世の中ですが、フィクションの世界ではまだ割と性差はくっきりと描かれているような気がします。
そもそも平等を求めている人って、本当に平等になれば満足するんですかね?
「平等」や「権利」という言葉を免罪符や盾にして、実は平等以上に有利な立場を求めてません?と言いたくなるケースも多いような……。
と、話が逸れそうなのでこれくらいにしておきましょう。
テーマ的に深刻でシリアスにする事も出来ると思いますが、公式ホームページによると「とびっきりキュートでポップにユーモアを交えて」描かれるようなので楽しみです。
日生劇場
さて、では舞台の感想の前に、東京公演の劇場となる日生劇場を紹介しておきましょう。
日比谷公園の正面で、ミッドタウン日比谷と帝国ホテルの間にあります。
名前の通り、日本生命日比谷ビルの中にある劇場で、座席数は1334と大型の劇場です。
宝塚とシアタークリエもすぐ裏ですし、帝国劇場も徒歩数分の距離にあるので、私もこの辺りにはよく来るんですが、たまたま日生劇場での観劇は今回が初になります。
大きな劇場なので、後方の席の方や、中2階席・2階席の方はオペラグラスを持っていく方が良いでしょう!
観た感想
ではなるべくネタバレしないように舞台の感想を。
まずは一言、本当に面白かったです。
今まで観た舞台で一番早く時間が過ぎたように感じました!
物語はまぁ王道というか分かりやすい内容ですが、笑える要素も多くて飽きさせませんし、合間合間の歌がとても良かったです。
高畑充希さんの歌は以前から評判でしたが、流石の実力というカンジ。
とんでもないろくでなしの旦那と結婚してしまった悲惨さを吹き飛ばす、力強い女性を演じていました。
他にはおばたのお兄さんの役が本当に面白くて、一番オイシイ役をもらったな、という印象です。
面白過ぎてちょっと見る目が変わるレベルです。
男女平等でもないですし、不倫を前向きに扱ってますが、物語の方がよっぽど現実的で良かったと思います。
観る機会があれば是非観て欲しい物語です。
以上、ミュージカル「ウェイトレス」を観た感想でした!
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