どうも公認会話士です。
乃木坂46の生田絵梨花さんが出演するミュージカル「レ・ミゼラブル」を観てきましたので、感想などを述べていきたいと思います。
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30周年
今回の「レ・ミゼラブル」は日本で初演されてから30周年という記念公演だそうです。
5月25日~7月17日 東京・帝国劇場
8月1日~8月26日 福岡・博多座
9月2日~9月15日 大阪・フェスティバルホール
9月25日~10月16日 名古屋・中日劇場
という、約半年に及ぶロングラン公演です。
東京・大阪・名古屋で1週間ずつとか、東京で2週間だけとか、そういう舞台作品が多い中、これだけの公演期間に及ぶのはスゴイですね。
私は運良く初日に観ましたが、更に初日公演よりも前の5月21日~24日まで、実際にお客さんを入れてみての最終調整というか、最後の手直しをするための実戦練習となる「プレビュー公演」もあったみたいです。
チケットはもうあまり残ってないと思いますが、当日券や追加席などもあるかもしれませんし、追加公演などもあるかもしれません。
詳しくは公式ホームページをどうぞ。
ただ、メインの役どころは大体ダブルキャスト・トリプルキャストとなっており、私のように目当ての出演者がいる場合は注意が必要です。せっかく行ったのに出演日じゃない!なんて事の無いようにしましょう。
帝国劇場
実は帝国劇場は初めてだったんですが、やっぱり今までに行った劇場とは一味違うカンジでした。
客席も広いし、ロビーも広いし、売店の数も多い(ただ女性トイレは大行列必至です)。
そんな中、最大の特徴といえば、舞台と客席の間にオーケストラピットがある事でしょうか。曲は全て生演奏という大迫力。
そういえばロシアでバレエを観た時もそんな舞台があったなぁ、と思い出しました(その時はミュージカルじゃなく、あくまで音楽だけでしたが)。
とにもかくにも広い客席。まぁ大体の席でオペラグラスがあった方が観やすいんじゃないかと思います。
(売店でレンタルもしてました)
私は今回は持っていきませんでした。何を隠そうとんでもない奇跡が起こりまして、なんと一番前の列だったんです!しかも中央ブロック!
上のチケットです
いやはや、過去には舞台「墓場女子高生」で4列目中央の席になった事があるくらいで、それ以外はホントに乃木坂に関するチケット運が無かった私(ライブは過去全落ち)ですが、今回は今までの不運を一気に回収したカンジですね。
これでまたライブに外れ続けるんじゃないかという気もしますが、生ちゃんの晴れ舞台が目の前で観れるならそれでも良い!くらいの気持ちです。
観た感想
ではネタバレしないように感想を……というのが普段の流れですが、今回はストーリーを知ってる方も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに私は過去にこの作品の原作を読んだ事も、映画や舞台を観た事もありませんが、それでも大まかなストーリーを大体知ってるくらい有名な作品ですからね。
何しろホームページにストーリーの詳細も、どのシーンでどの曲を歌うのかもしっかり記載されちゃってますので、気になる方はそっちを観た方が確実です。
というわけで初めてしっかり観た感想ですが、思ったよりも救いのある話、という印象でした。もっととんでもない悲劇と絶望による物語かと思ってましたし、実際そういう登場人物もいるにはいるんですが、結構未来へ希望を持っている人が多い、というカンジですね。もちろん悲劇と絶望の中だからこそ人は希望に縋るんでしょうが……。
そして自分の人生では希望が叶わないと悟った時、その希望は自分の最も大切な人の幸せを願う事へと形を変える、というのがこの物語の肝でしょうか。
個人的な感想としては、恐らく最も有名な曲「夢やぶれて」は思ったより早く歌われるんだな、と思いました。第一幕の最後とかなのかと思ってましたが、かなり序盤で歌われます。
それと、今年の初頭に観た「ロミオ&ジュリエット」ではスマホやメールなどの現代的な小道具が登場しましたが、今回はフランス革命の時代背景そのままの描写で、違和感を感じる事なく観れました。そういうふとした小さな演出部分ですら一切コメディ要素はありません。
舞台は圧巻そのもの。曲にも演技にもパフォーマンスにも物語にも惹き込まれ、最後はうるうるきました。
観終わった後は結構クタクタになるくらいです。
っていうかカーテンコールが長ーい!
いや、まぁ分かりますけどね。それくらい感動した事をこっちもどうにかして出演者達に伝えたくなる作品でした。
乃木坂46ファンとしての感想
さて、ではコゼット役で出演した生ちゃんの感想を。
役柄的に中々登場しませんが、登場した時は舞台がパッと華やかに。
彼女は多くの登場人物の希望なので、それを見事に表現する晴れやかな笑顔が印象的でした。
生ちゃんは今年「ロミオ&ジュリエット」で主演を演じたばかりですし、今回の大作への出演も堂々としたもんです。
でも、よくよく考えたらジュリエットとコゼットってちょっと似た部分がありますね。一目惚れから永遠の愛を誓い合うくらい恋心が燃え上がってしまうその情熱的な性格が。
そういう意味では生ちゃんも今回は演じやすいのかも。まぁ家を捨てるか、家族愛を大切にするか、という大きな違いはありますが。
次の舞台の仕事では是非とも全然違うキャラも演じてみて欲しいですね。生ちゃんには無限の可能性がある!
とにかく今回は目の前で生ちゃんの演技が観れて本当に幸せでした。
さて、では男性ファンが気になるであろうキスシーンですが、今回も3回ありましたし、擬似でなくしっかりしてましたのであしからず。
戦利品
今回は演者個人のブロマイドなどは存在しなかったので、パンフレットだけ買ってきました。公演が進んでいくうちにそういうグッズも販売されるのかもしれませんが……。
後はお土産用に帝国劇場サブレと帝国劇場チョコレートを。
他にはTシャツとかステンレスボトルとかを売ってました。入り口からすぐにパンフレット専用の売り場があり、もうちょっと進むとお土産も売ってる売店があり、その奥にグッズ売り場、更に奥の通路脇にもグッズ売り場(ここが一番穴場っぽい)があったりと、慌てて買わずに一度中をざっと回ってみてからゆっくり買い物でも良いと思います。
座席の座り心地は流石に結構良いですが、でもどれだけ良い椅子でも3時間はやっぱりお尻が痛くなります。私も最近観劇する機会が増えたので、専用の座布団とか購入しちゃおうかなぁ、みたいにちょっと思ってます。
こんなの↓
終演後は「京橋エドグラン」か「東京駅グルメ街道」にでも寄って夕飯を食べて帰ろうかと思ってたんですが、予想よりも疲れちゃったので(疲れた理由はまた後日……ヒント・チケットの写真)、真っ直ぐ帰りました。日曜日まで日比谷公園でビヤガーデン(ヒビヤガーデン)をやってるのも面白そうだったんですけどね。まぁお酒は飲まないですが。
以上、「レ・ミゼラブル」の感想でした!
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